映画/映画関連情報

メグ新境地『イン・ザ・カット』

4月3日((土)公開。メグ・ライアン、ニコール・キッドマン、そして「ピアノ・レッスン」でアカデミー賞に輝いた女流監督ジェーン・カンピオン。この3人が"女性の性(さが)"に切り込む真の問題作を誕生させた。

執筆者:南 樹里

↓『イン・ザ・カット』公式サイト↓イン・ザ・カット2004年4月3日(土)~丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系ロードショー
周知の女性才能がトライアングル集結ニューヨークを舞台に「深くて、深い女の『性』(さが)」を暴く…。
イン・ザ・カットこの作品は、私の女優人生を吹き飛ばす原子爆弾のような存在だった

-その言葉どおり、メグ・ライアンは、これまでのイメージ全てを脱ぎ捨て、リアルで生身な女を演じきり女優として新境地を開いた。『恋人たちの予感』『ユー・ガット・メール』といったロマンチック・コメディの女王、ラブ・コメ女王、だったイメージは、一切なくなり、(衣服も)脱ぎ捨ててしまっている…ラブ・コメのメグファンにとって衝撃を受ける役柄なのだ。

当初、ジェーン・カンピオンは自作『ある貴婦人の肖像』で主演をつとめたニコール・キッドマンを念頭に脚本を進めていた。しかし、脚本に心奪われたメグ・ライアンが、この役を手に入れるため監督のもとを訪ね演技テストを申し入れたことから、その熱意に打たれ主演を彼女に決定。一方、ニコールは本人の強い希望により、製作として名を連ねることとなり、ここに3つの女性才能による奇跡のトライアングルが完成したのだ。

イン・ザ・カット―スペードの誘惑 書籍とDVD(オリジナルと映画化改題版)↓画像をクリックするとamazonにジャンプします↓
イン・ザ・カットイン・ザ・カットハヤカワ文庫NV■スザンナ・ムーア (著), 川副 智子 (翻訳)2004年、映画化にあわせて改題。イン・ザ・カットスペードの誘惑ハヤカワ文庫NV■スザンナ ムーア (著), Susanna Moore (原著), 川副 智子 (翻訳)1997年、オリジナル原作小説。イン・ザ・カットIn the CutUnrated and Uncut Director's Editionアメリカ版、ディレクターズエディションDVD。

原題:『IN THE CUT』[2003年/アメリカ/ビスタ/ドルビーSR、dts、SDDS/119分]監督・脚本:ジェーン・カンピオン『ピアノ・レッスン』(93)製作:ニコール・キッドマン出演:メグ・ライアン、マーク・ラファロ『死ぬまでにしたい10のこと』『ハッピー・フライト』、ジェニファー・ジェイソン・リー『マイアミ・ブルース』『ロード・トゥ・パーディション』、ケヴィン・ベーコン配給:ギャガ・ヒューマックス共同配給 (R-15)

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます