50代バツイチ。恋の季節はもう終わり。と、思っていたはずなのに、それは突然やって来た!
63歳の独身富豪、ハリー・サンボーン(ジャック・ニコルソン)は、音楽業界の大立者として権勢をふるうプレイボーイ。つきあう女性は、決まって30歳以下の、人も羨む美女ばかり。そんなハリーが、新しい恋人マリン(アマンダ・ピート)とともに、二人だけのロマンチックな週末を過ごそうと、ニューヨークのハンプトン・ビーチにある彼女の母親の別荘へやって来た。
そうとは知らずに、週末の別荘を訪れたマリンの母親エリカ・バリー(ダイアン・キートン)と妹のゾーイ(フランシス・マクドーマンド)。突然あられもない姿で現われた‘娘のボーイフレンド’に目を疑い・・・!
結局、4人で週末を過ごすことになったのだが、気まずい出会いの後での夕食は、またまた気まずい雰囲気に…次々と持ち上がる厄介な騒動。ところがその晩、ハリーが急な心臓発作に倒れて病院に運ばれてしまった。担当医師の診断で、しばらく療養を要するといわれ、成り行き上、エリカの別荘でしばらく療養生活を送ることになってしまう。
ミニインタビュー!ジャック・ニコルソン●コメディへの出演も多いですよね、コメディをどうお考えですか?ジャック・ニコルソン:これまで色んなコメディに携わっていて、自分のなかでもレギュラー化していて"私が演じるべき仕事だ"とすら思っている。9.11があったことで衝撃を受けました。それで無理に挑戦したりとか落ち込むようなことは、避けたかった。だからこそやってみよう、コメディを!それで他人だけでなく自分も元気になればとね。経験はあるけど難しいもんだよ、コメディは。私は今オスカー・ワイルドの学校に通っていますが、"死ぬことは容易、コメディーは困難" ●ご自身も若かった頃の方がロマンティックでしたか?ジャック・ニコルソン:それは私に関する最も大きな誤解かもしれませんね。私は常にロマンチストでしたから。それも深く感傷的なロマンチストです。この映画の撮影に行って、気が付いたんです。私が最もリフレッシュすることは、この映画で行った多くの物事でした。多くのシーンで、脆弱で直接的なアプローチがありました、前もってそれを覚悟していなかった場合でも、撮影を行いました。それで"おっ!これまでの映画で経験したことがないことだ"って思ったね。 ●年齢の若い女性とのデートは抵抗が?ジャック・ニコルソン:ないです。というかそういうのは関係ないですから、デートはないし、デートできない。デートに関しては、やや臆病になっている。でも誰とでも、どんな世代とでも抵抗はないです。