![]() マイケル・シーン|ルシアン役 ![]() シェーン・ブローリー|クレイヴン役 | これまでも度々ハリウッドで映画化されてきたヴァンパイアやライカンというテーマだが、本作は、二種族間の何世紀にもわたる宿命の対決に物語を絞り伝説を更に深いものにしている。物語の原案は、監督レン・ワイズマンと友人のケビン・グレヴィオー(レイズ役)のライカンに関する会話から始まった。ワイズマンは、古典神秘的なヴァンパイア像を避け科学に元づいた遺伝子工学や血液型などの影響を探るというアプローチを採用し、ストーリーに肉付けしていった。さらに脚本家のダニー・マクブライドが加わり最終的な脚本として仕上げた。 脚本に魅せられた製作会社は、すぐに映画化を決定。しかし、この壮大な物語を監督経験のないワイズマンに任せることに難色を示した。ビッグネームの監督に任せようとしたのである。しかし、自らのヴィジュアル・イメージに絶対的な自信を持っていたワイズマンは、主要なシーンを全て絵コンテに起こし、その世界観の素晴らしさを示してみせた。その絵コンテから彼の才能を確信した首脳陣らは、思わず首を縦に振らざるを得なかった。こうして新たな映像クリエイターが誕生したのである。 |
ブラックレザーのロングコートに身を包み、夜の街を見下ろす一人の美女。ビルの屋上からコートをはためかせ、静かに地上に着地した彼女の正体は、吸血鬼の女戦士セリーン(ケイト・ベッキンセール)。彼女は長年戦い続けてきた宿敵、狼男族がマイケルという若い人間の医師を執拗に追いかけていることに気付き不審に思う。セリーンは一族の現リーダー、クレイヴンにライカンの不穏な動きを報告したが彼はたいした問題ではないと片付ける。しかし彼女はライカンが良からぬ陰謀を画策していると直感しマイケルを追いかけるのだった。と同時に彼女は、いつしか自分がマイケル自身に興味を抱いていると感じ戸惑いを覚えていた。

スコット・スピードマン|マイケル・コーヴィン役
![]() ![]() | マイケルを追って入った地下鉄で、セリーンはライカンの奇襲を受ける。激しい銃撃戦の最中、彼女はとっさにマイケルを助け出す。彼女がマイケルを再度迫り来るライカンの追っ手から救い出そうとした時、彼はライカンの君主ルシアンに肩を噛まれてしまう。 セリーンはそれに気付かずマイケルをヴァンパイアの屋敷に運び込むがクレイヴンは人間を屋敷に入れたセリーンに大激怒。クレイヴンの態度に業を煮やしたセリーンはヴァンパイアの真のリーダー、敬愛するビクターを500年の眠りから目覚めさせようとする。そうするうちにもマイケルは、確実にライカンに進化しつつあった。自分でも驚くほど強靭な体力で屋敷から逃げ出したマイケル。遂に彼を捕らえることに成功したライカンは、実は彼の血を用いて恐ろしい計画を着々と進めていた。それは…。 |
原題『UNDER WORLD』
日本語版字幕翻訳:風間綾平
[2003/アメリカ/121分/シネマスコープ/ドルビーデジタル、ドルビーSR、SDDS]
配給:ギャガ・ヒューマックス共同配給
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