テクノポップ/アーティストインタヴュー

Idiot Pop~いい意味で馬鹿ポップ(2ページ目)

デビュー・アルバム『Idiot Pop.』、ミニアルバム『Idiography E.P.』と立て続けにリリースしてきたIdiot Popにインタヴュー!小室哲哉とジョン・ケージを心の師匠にポップと実験性が交差する。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Idiot Pop.


ガイド:
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Idiot Pop.
2009年にリリースされたデビュー・アルバム『Idiot Pop.』(何故ゆえかドットで終わる)は、初回盤が売り切れて、再発となりましたが、嬉しい誤算だったのでしょうか?

Idiot Pop:
もちろんですよ。全くコネも名前も知られていないのに。1ヶ月くらいで1000枚売れてしまって。ほんとありがたいです。僕的には1年たって売れればいいと思ってましたし。再発は、最初は断ってたんですが、もっといろんな人に聞いてほしい気持ちが上回り再発を決意しました。ドットは、モーニング娘。みたいなもんです(笑)。

ガイド:
製作からリリースまでどのくらいかかったのですか?

Idiot Pop:
これは、半年くらいかなあと思います。でも、何曲か前作った曲も入っています。

ガイド:
僕は何の予備知識もなく、Tower Recordsでアルバムを試聴したんです。確か試聴コナーにはDE DE MOUSEとかもありました。そして、2曲目の「Paradoxical Scream」を聴いて、どこかもの悲しい郷愁のメロディーにガツーンと来て、これは買うしかないと。やはり、根底にメロディー志向があるのでしょうか?

Idiot Pop:
自分の中でポップと名乗っている以上、ポップでなければならない。僕のポップの定義なんですが、どんなプロセスを用いたとしても、誰でも口づさめる。歌じゃないインストでも、シンセリフとかで口ずさめる。そんな曲が好きで、そこはいつでも意識するようにはしてます。

ガイド:
「Refracted Sadness」などに見られる、チャイルド・ヴォイスはIdiot Popの一つの特徴ですが、これは誰が歌ったのですか?

Idiot Pop:
元々、竹村延和さんの「こどもと魔法」が大好きで。こんなアルバムを作ってみたいなと思って使いました。あと、子供の無邪気さを自分の曲にも欲しくて、使うことによって自分も子供に戻れるんじゃないのかとか
子供になりたい願望の現れかもしれません。精神年齢は低いっていつも人には言われます。あの曲は、曲名忘れたけど、THE WHOのアカペラを、ピッチ修正して歌わせてます。

小室哲哉


ガイド:
globeの「DEPARTURES」のカヴァーをしていますが、小室哲哉作品として他にも好きな楽曲があれば、教えてください。

Idiot Pop:
すごくいい質問です(笑)。嬉しいです。
いっぱいありすぎて困りますが、5曲かあげさせていただきます(順不同)。

華原朋美「I'm Proud」
宮沢りえ「my kick heart」
globe「genesis of next」
円谷憂子「mystery of sound」
安室奈美恵「whisper」

*続きは、テクノポップ定点観測でご拝読ください。

ガイド:
アルバム全体を聴いて思ったのは、Idiot Popは一つのジャンルには到底収まらない。リスニング系エレクトロニカから「Tragedy Of The Hype」のような過剰なダンスミュージックからJ-POPへのオマージュ(あくまでも僕の解釈ですが)、オーヴァーグラウンドとアンダーグラウンドが交差していますね。

Idiot Pop:
昔、レコ屋にいたりもしたので、アングラの音楽も普段聞きますし、ポップミュージックも好きです。それが反映してるんじゃないですかね。あと。一枚目だったんで、全部自分の好きなものを入れてしまえって感じですね。僕は、さっきの小室さんしかり、ケミカル・ブラザーズみたいに時代とともにいろんな音楽をやっていくアーティストが好きです。自分が飽き症ってのもあるんですが。
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