テクノポップ/アーティストインタヴュー

1年半ぶりのSweet Vacation(7ページ目)

多彩な活動をするSweet Vacation、2度目のインタヴューです。Daichiさん、Mayちゃんにこの1年半の活動についていろいろお伺いしました。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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Cover the Vacation!!


ガイド:
2010年1月にリリースされた『Cover the Vacation!!』は、Sweet Vacationならではと感じました。今までのリリースでも洋楽を中心としたカヴァーにいくつか挑戦されていますが、映画『プラダを着た悪魔』に使われたKT Tunstallの「Suddenly I See」(『さよならマイデイズ』にも収録)は、選曲もカヴァーの仕方もとても好きです。オリジナルはバンド・サウンドですが、Mayちゃんのヴォーカルにもぴったりのエレクトロポップに仕上がっていますね。映画を見て、これはカヴァーしたい(!)とか思われたのでしょうか?

Cover the Vacation!!
01. BECAUSE OF YOU
02. Ghostbusters
03. BEHIND THE MASK
04. WALK THIS WAY
05. KIDS
06. Suddenly I See
07. Sweet Child O’Mine
08. The Goonies ”r” Good Enough (SEXY-SYNTHESIZER REMIX) (bonus track)


May:
映画「プラダを着た悪魔」は、もちろん観てましたよ。いろんなお洋服があって好きでした。私は映画が大好きで、雑誌「CDでーた」で映画の連載コラムも書いています。タイは日本より洋画の公開時期が早くて、値段も安いからよかったんだけど、東京に住むようになって、試写会に呼んでいただくようになりました。

Daichi:
僕は、映画のテーマ曲が好きなんですよね。すでにその曲にバックグラウンドがあって、カヴァーする時に遊びやすい。あの映画の主人公は、たぶんファッションを否定したんじゃなくて、いわゆる”ファッション業界”のフォーマットを否定したんだな、と思って共感しました。

ガイド:
MGMTの「KIDS」のカヴァーも大好きです。MGMT自体、ちょっとエスニックでエレクトロなユニットで、Daichiさんの趣味なのかと思っているのですが、お好きなのでしょうか?

Daichi:
不思議なエスニック感ありますよね。この曲も。今回は敢えて前半のその部分はカットして、思いっきりスイバケ風にしてみました。カヴァーの醍醐味かと。

May:
「KIDS」の歌詞は、意味がわからないですね(笑)。その分、音楽的な解釈で歌えたと思います。このアルバムは、いろんなジャンルの曲があって、私にとってはエキサイテイングなチャレンジでした。ラップまで、やっちゃった(笑)。楽しいアルバムになったと思うので、ぜひ、聴いてください。
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