Cover the Vacation!!
ガイド:
2010年1月にリリースされた『Cover the Vacation!!』は、Sweet Vacationならではと感じました。今までのリリースでも洋楽を中心としたカヴァーにいくつか挑戦されていますが、映画『プラダを着た悪魔』に使われたKT Tunstallの「Suddenly I See」(『さよならマイデイズ』にも収録)は、選曲もカヴァーの仕方もとても好きです。オリジナルはバンド・サウンドですが、Mayちゃんのヴォーカルにもぴったりのエレクトロポップに仕上がっていますね。映画を見て、これはカヴァーしたい(!)とか思われたのでしょうか?
Cover the Vacation!! |
02. Ghostbusters
03. BEHIND THE MASK
04. WALK THIS WAY
05. KIDS
06. Suddenly I See
07. Sweet Child O’Mine
08. The Goonies ”r” Good Enough (SEXY-SYNTHESIZER REMIX) (bonus track)
May:
映画「プラダを着た悪魔」は、もちろん観てましたよ。いろんなお洋服があって好きでした。私は映画が大好きで、雑誌「CDでーた」で映画の連載コラムも書いています。タイは日本より洋画の公開時期が早くて、値段も安いからよかったんだけど、東京に住むようになって、試写会に呼んでいただくようになりました。
Daichi:
僕は、映画のテーマ曲が好きなんですよね。すでにその曲にバックグラウンドがあって、カヴァーする時に遊びやすい。あの映画の主人公は、たぶんファッションを否定したんじゃなくて、いわゆる”ファッション業界”のフォーマットを否定したんだな、と思って共感しました。
ガイド:
MGMTの「KIDS」のカヴァーも大好きです。MGMT自体、ちょっとエスニックでエレクトロなユニットで、Daichiさんの趣味なのかと思っているのですが、お好きなのでしょうか?
Daichi:
不思議なエスニック感ありますよね。この曲も。今回は敢えて前半のその部分はカットして、思いっきりスイバケ風にしてみました。カヴァーの醍醐味かと。
May:
「KIDS」の歌詞は、意味がわからないですね(笑)。その分、音楽的な解釈で歌えたと思います。このアルバムは、いろんなジャンルの曲があって、私にとってはエキサイテイングなチャレンジでした。ラップまで、やっちゃった(笑)。楽しいアルバムになったと思うので、ぜひ、聴いてください。