テクノポップ/Perfume関連

Perfume対談~直角二等辺三角形TOUR(5ページ目)

19公演にわたった直角二等辺三角形TOUR終了! 第1回は8月に行われた福岡と愛媛の中ホールでのライヴをもとに、助手と研究生を迎えて対談を始めます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

エレクトロ・ワールド~


先生:
「エレクトロ・ワールド」は、代々木ではスルーされましたが、復活。曲順的には納得なのですが、ギャップなしでそのまま音も繋げてほしかったですね。

助手:
こんなことを言うのは自分でもどうかと思うんですが、昔の曲のほうがアガりますね。今回特に思ったんですが、アルバムの曲は家ではよく聴くんだけど、ライヴで自分が盛り上がってるのはコンベス(→『Complete Best』)の曲のほうが多いです。「ビタミンドロップ」とかやってくれたら悶絶ですよ。

研究生:
『Complete Best』~「Baby cruising Love」時期の楽曲って、ハードな歌でも静かな歌でも強烈な爽快感がありますね。「エレクトロ・ワールド」や「コンピューターシティ」も「ビタミンドロップ」も、爽やかだからこそ切なくてグッとくるというか。2009年の時点で聴き返すと、『GAME』以降の楽曲が持つ高揚感とは何かが異なるような気がします。ただし、どちらの時期が優れているというのでもないかなと。爽やかさを求められがちな“王道アイドルポップス”に寄っているかどうか、ということだと僕は捉えていますね。

先生:
福岡は1階席でしたが、愛媛では2階席で、「love the world」の時、ステージのフロアにもちゃんと文字が浮き出るライティングをしたのが確認できました。いろいろな方向から見ると、新しい発見があるもんです。

研究生:
1階席で観ていた僕は、そんな演出があったとはつゆ知らず(笑)。

助手:
「love the world」は本当に名曲ですね。ひょっとしたらあと10年くらいたって、そのとき振り返ってみたら1番好きな曲はこの曲って言ってるかもしれない。モー娘。でいえば「DANCEするのだ!」がそんな感じですね。超余談ですけどね。

研究生:
国生さゆりで言えば「バレンタイン・キッス」よりも「あの夏のバイク」、という感じなのかなぁ・・・。ま、「love the world」もライヴ映えする一曲ですよね。途中から4つ打ちで刻まれ始めるキックで高揚する感覚が、家で聴くよりはライヴの方がわかりやすいかも。
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