夕暮れ時のゲーセン
ガイド:伊藤さんが最初にハマったビデオゲームやコンピューターゲームがあれば、教えて下さい。
伊藤:
私はテレビゲーム・ブームの最初の世代でして、お小遣いはほとんどスペースインベーダーやパックマン、ゼビウス等に消えていきました。今でもこれらのゲーム画面を見ると、当時の夕暮れ時のゲーセンの様子が目に浮かんで、やるせない気持ちになりますね。もちろん、ハリガネや電子ライターを使ってクレジットを99にしたり等の犯罪はしていません(笑)。
Perfume
ガイド:ファースト・アルバムも幅の広いジャンルからのチップチューン・カヴァーでしたが、今回はさらにジャンルが広がっていますね。オープニングは、All Aboutテクノポップでもやたらに登場するPerfumeのカヴァーですが、Perfumeを選んだ理由およびカヴァーするに当たって特に工夫した点などがあれば、教えて下さい。個人的には“ポリループ”の箇所で、盛り上がっていました(笑)。
伊藤:
8bit Project |
ガイド:
この曲の場合、どのようなチップ音源および機材を使われたのでしょうか?他の曲もほぼ同様ですか?
伊藤:
1stアルバム同様に、特に珍しい機材は使っていません。8bit Projectはあくまでテクノ・ユニットであり、8bit原理主義ではありませんので、フィーリング重視でゆる~く作っています。しかし、メンバーそれぞれに特徴がありまして、東海林君は「当時の音」に非常にこだわりがあるようで、陰でこっそり音源開発をしているようです。アルバムのあちこちで聴かれる「わかる人にはわかる」系のリアルな音色は、ほとんど彼の手によるものです。また、いつの間にか日本シンセサイザープログラマー協会の理事になっておられた齋藤久師氏は、シンセのプロだけに、ハード/ソフトを問わず、シンセをフル活用しておりますし、最古メンバーの木下君は、今やいぶし銀の8bitサウンドを奏でています。