エレクトロクラッシュと違うの?
先生:なるほど、やっぱり若者の間でも流行っているんですね。確かに今のエレクトロ、ニューエレクトロとか呼ばれていますが、特にフレンチ勢のエレクトロはメロディアスなトラックが多いですね。
エレクトロと言えば、2000年前後に盛り上がりを見せたエレクトロクラッシュとも繋がります。あちらの方は、ニューウェイヴ的意味合いの方が強かったですけど。どうしてもハイプなイメージがあったりするんですが、まぁ、この手のものにはいつも付きまとうもんです。
研究生:
そうなんですよねー。僕がしょっちゅうイベントに通っていた頃は、まさにエレクトロクラッシュ全盛の時代。ぼんやりした記憶ですが、03年ぐらいまではエレクトロクラッシュがイベントでも求められていたような・・・。だから現在進行形のエレクトロとなると、どうしてもあの流れを思い浮かべてしまいます。 どっちもファッションショー向きの音楽ですしね。先生がファッションイベントでの出来事でこの対談をひらめいたのも、なんとなく納得です。
仕事が忙しくなりしばらくイベントに行けず、そのうちプログレッシヴディスコ(ダブハウス~コズミック)にハマリ、気がつくとエレクトロクラッシュがエレクトロになっていた・・・という感覚。だからどこ(誰の登場)がエレクトロクラッシュとエレクトロの境目なのかな?という、個人的な疑問はありますね~。 エレクトロクラッシュよりは、エレクトロの方がハウス風味が強いのかな?とか感じたりしてます。
先生:
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Human After All |
小悪魔:
エレクトロクラッシュってすんごい勢いで飽きられてしまったと思うのですが、飽きる音なんですよね。今、あの時凄い聴いていた音源とか古い!って感じがして聴けません。Chicks on Speedをはじめとして、ファッションとミュージック、アートをリンクさせたひとたち。ファッションショーなどでもエレクトロクラッシュ使ってないと今じゃない、みたいだったあの頃。でも飽きるんですよね。わたしとかは結局MUTEとかに戻ってしまいます。WARPもずっといい音源出してますね。話が90年代テクノの話になってしまいますが。
黒いファンキーな音が台頭しているのは事実だと思うし、わたしも凄く嬉しいです。エレクトロ大好きなので☆
研究生:
昔観たバラエティ番組の企画「青木さやかがファッションショーに出演!」でも、エレクトロクラッシュがかかってました。Chicks On SpeedやMyloとかがかかってたような記憶があります。なんか儚い音楽だなぁって感じたのを覚えています。
エレクトロクラッシュが流行ってから、僕はイベントへ行くペースが落ちてしまいました。仕事のせいもありましたが、トべねぇ音だなぁと感じたのも大きかった。これは拳を振り上げるための音だから、カラオケの方がマシやわ・・・みたいな。どこ行ってもエレクトロクラッシュだから、ホント困りましたね。だから、ちょっと恨めしい音でもあります(笑)。