テクノポップ/近未来型アイドル

’08年Post Perfume~J-ポップ歌姫編(13ページ目)

2008年Post Perfume的ディスコグラフィー第3弾は、J-ポップ歌姫編。Sweet Vacation、アムロちゃん、MiChi、immi、SAWA,クリケイ、Perfumeへのアンサーソングを歌ったジョンジョリーナ・アリーなど計12組!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ジョンジョリーナ・アリー

鼻毛ボー/ASHIKUSAI
ジョンジョリーナ・アリー(Jonjolena Allie)は、明らかにアンジェリーナ・ジョリーをパクっている。『鼻毛ボー/ASHIKUSAI』は、両曲とも下品だと言う人もいるが、COOLメガネ美人が可愛く歌う分にはシュールです。単なるノヴェルティソングでない底力を感じさせる。ここまで真面目に不真面目なことをやる姿勢に感動さえ覚えます。「鼻毛ボー」はレゲエ歌謡としても一流だと思うし、琉球風の「ASHIKUSAI」では、おじさんやおばさんの事だけでなく、ちゃんと受付のおねえちゃんの事も公平に扱っている。

LET IT BO
でも、何故この特集で、ジョンジョリーナなんだと思っている方もいらっしゃるでしょう。アルバム『LET IT BO』には前述のシングル曲と共に、なんと言ってもPerfumeの「コンピューターシティ」のアンサーソング「そろばん村」が収録されているんです。タイトルからも想像がつくと思いますが、「コンピューターシティ」とは全く正反対の未開の村の歌です。でも、ちゃんとオートチューン仕様のテクノポップ。

ライナーに書いてある「日本の歴代ロック名盤ベスト5に入る」と言う表現は、単なる冗談だとしても、音楽的には、レゲエ、テクノポップ、ヒップホップ、バラード、サザンロック、ハードロック、フォーク様々なジャンルをちゃんと真面目にやりつつも、言いたくて言えないことを歌詞にする勇気を感じます。 ちなみにアルバムには収録されなかった名曲として、「ペッパー警部補」「五番街のアリーへの伝言」「来たの、宿から」「雨のボジョーレー・ヌーボー」「ノルウェイの林」「酒と涙と男と女と部屋とTシャツとわたし」などがあるらしい。

Post Perfumeディスコグラフィー、まだ続編があります! 近日中に掲載します。
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