テクノポップ/近未来型アイドル

近未来対談~侮れないリア・ディゾン(2ページ目)

リア・ディゾンにはアイドルとしてはそれほど惹かれていない、ヒヨコ系大好きのオカチメンコ助手ですが、リア・ディゾンは侮れません。モデルハウス路線希望。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

失敗した・・・

先生:
恋しよう♪
僕の入り口は、『恋しよう♪』(2007年5月)ですかね。作曲者の平田祥一郎は、ジャニーズからハロプロまでやっている元コナミの人ですね。でも、納得いかないのが、『Softly』と同じオリコン7位なんですよね。『Softly』は超えてしかるべきでしょう。

助手:
ボクも『恋しよう』で、リア・ディゾンに注目した口です。やっぱ平田祥一郎さんの出す瞬間最大風速はすごいですよね。作風も幅広く多作なので、たまに「あれ!?」みたいな曲もありますけど、これすごくいい曲!と思ったら平田さんだということが多いです。平田さんの手がけたしょこたんの「みつばちのささやき」とか、メチャクチャいい曲! って、平田さんの話になっちゃいましたが、「恋しよう」で特にボクらの間で話題になったのは、この曲の中田ヤスタカリミックス。

先生:
これ失敗したんです。このリミックス、元々配信限定でしたが、アルバム『Destiny Line』の通常盤にしか入っていないんですよね。DVD付の初回限定盤買って、悔しい思いをしました。この手の差別化って、不親切です。ちなみに、このリミックスは、m-flo & Minmiの「Lotta Love」と並んで、中田DJのセットリストにも良く使われますね。

助手:
ウチのイベントのオーガナイザーもその2曲はよく使ってます。あまりに使うもんだから、またかよ・・・と思うんですが、やっぱし流れると無条件で踊れるんですよね。まさに、すべらない曲です。

先生:
ところで、capsuleの新曲「MORE MORE MORE」が投入されている「エッセンシャル」の宣伝から、リア・ディゾンが抜けてしまった事をどう考えますか?

助手:
わ!なんですか?その唐突な質問は!えーっと、今はしょこたんとスザンヌとしずちゃんでしたっけ?っていうか、やっぱエッセンシャルのCMといえば、川の真ん中で「ダメージをなくそー!」って裸足で叫ぶ永作博美ですよ。あれが最高峰です。あのCMを見て何度悶絶したことか。とまぁボクの好みはそっち系(どっち?)なので、やっぱりグラビアアイドルとしてのリア・ディゾンにはそこまで興味がないんですよね。曲は好きですけど。

ヒヨコ系

先生:
L・O・V・E U
鈴木亜美に永作博美、そして森下くるみ。だんだん助手の好みがわかってきました。これらは、ヒヨコ系と呼ばれる女子群です。また、おこってアヒル口をすると死ぬーみたいな。

そう思うとリア・ディゾンは確かに違いますね。さて、「L・O・V・E U」も同じく平田作曲ですが、こちらはR&BっぽいJ-POP。PVは解答用紙捨てたりして、面白いのですけどね。

助手:
ボクはこの「L・O・V・E U」もすごく好きなんですよね。平田さん特有のPOPで弾けるようなビートが印象的ですよね。先生がいま言ったとおり、これはすごくJ-POPなんです。これぞまさにJ-POPという音。それはアレンジにしても歌い方にしてもそう。で、アイドルやモデルが歌うときは、本格的なR&Bではなく、こういった日本人ならではの解釈をはさんだR&Bにするというのはすごく正しいと思います。それは本格派に劣る存在だという意味ではなく、もうひとつの別の価値観として。たとえばリア・ディゾンはAlicia Keysみたいな曲は歌えないけど、逆にAlicia Keysがこの曲を歌ってもこういう雰囲気は出ないはずです。
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