青春!ピッコピコピコ
チカチカに続いて、Hotatekno Labelが送るテクノポップのオヤジ三人組、オヤジトロニクスの戦慄のデビュー・アルバム『青春!ピッコピコピコ』の発売を記念して、モリヤビッチさん、ウツミさん、クローリアンさんの三人と対談を決行いたしました。
shop MECANOにメールしたら、通販してくれるそうです
青春!ピッコピコピコ |
a) Activate OYAJITRONICS
b) Introduction of OYAJITRONICS
c) Techno Integral
02. 真夜中のシークレット
03. Net Surfin' USA
04. フロム・ヒア・トゥ・池田んチ
05. 自宅 De ディスコ
06. Back to the Adolescence(思春期への回帰)
07. 旧日本電子的民族舞踏
08. 40(40AGE at the dock)
09. 青春!ピッコピコピコ
オヤジトロニクスは強引です
ガイド:オヤジトロニクスとはまた思い切ったネーミングですね! 結構、イラストのオヤジが可愛かったりします。みなさん、ジャケのような絵に描いたようなオヤジなんでしょうか?
ウツミ:
たぶん僕がもっとも実物と絵が近いと思います。
他のメンバーの顔はよく知らないので・・・。どうなんでしょう??
ガイド:
えっ!顔知らないのですか?
クローリアン:
私の場合は本当の事を言うと、自由業らしく年齢不詳系ですね~。
モリヤビッチ:
リアルなメンバーをモデルにしたのはウツミさんだけです。このジャケットのイラストは、もっと広い捉え方でオヤジトロニクスのコンセプトをイメージ化したものと認識してもらえればと。
クローリアン:
そうですね。宇宙船に乗ってやって来たオヤジ達がテクノポップを奏でて、それを色んな人達が聞いているみたいなシチュエーションで描きました。ぜひジャケ裏面のイラストと合わせて見ていただきたいです。
モリヤビッチ:
オヤジトロニクスというネーミングは、何かが天から降りてきたように浮かびました(笑)。オヤジ+エレクトロニクスの造語です。なんの語呂もあってませんが(笑)。この強引さは歳とともに細かいことが気にならなくなるオヤジならではなのかなぁ。
私にとってのネーミングする際の心構えは・・・
1)一度聞いたら忘れない、
2)思わず笑ってしまう、
3)でもしっかりコンセプトが伝わる
・・・この3点なんで、そのラインは見事クリアしている、なかなか良いグループ名だと自負しております(笑)。
(左から)モリヤビッチ、クローリアン、ウツミ |
オヤジトロニクスは味がある
ガイド:「R-40?」とありますが、これは「40歳以下は聴くな!」というよりも、「40歳以上をなめんなよ!」という挑戦的なメッセージが込められているような気 がします。僕も40代ですから(笑)。
ウツミ:
アルバムを作り始めたときは、僕はまだ39歳だったので、当初はR-35を掲げていたんですけどね。この線引きはモリヤビッチさんが一番こだわりが強いんじゃないですか?
モリヤビッチ:
まあ、リアルタイムで聞いていた方なら、別に30でも35でもかまわないんですが、35でくぎるというのは、巷でよく使われてるってことで40にしたかったんですよね。あと、30代だとオヤジと呼ぶにはちょっと若すぎるイメージもあったんで。もちろん、R-40ってのは、やる側のことを言ってる訳ですから、ぜひ若い人にも聞いて欲しいと願ってます。
クローリアン:
若い人には、リアルタイム世代にしか出せない妙味を味わってもらいたいですね。
モリヤビッチ:
ニューウェイヴの嵐が吹き荒れた際に、フォークやロックで一時代を築いたミュージシャンの方々も、ニューウェイヴなアルバムを突然作ったりしたんですよね。でも、彼らに染みついているフォークやロックな匂いがどうしても出てしまう。特にメロディ。そのオールドウェイヴな匂いが古くさい感じがしてとても嫌だったんですが、何度か聞き込むうちに、それはそれで味があって良いもんだと感じ方が変化した。逆に若い世代がその古さ加減を自然に出そうと思っても出来ないんですよ。
クローリアン:
ニール・ヤングの『Trans』とか、岡林信康さんの『ストーム』なんかが好例ですね。