「チャイナ・ディスコティカ」分析
先生:チャイナ・ディスコティカ |
ディスコでなくて、ディスコティークでもなくて、ディスコティカですから。Discoteca(スペイン語)と思ったら、Discotica(イタリア語)なんですね。余談続きですが、KITSUNEのコンピとかにも収録されているExchpoptrueの「Discoteca」というのはとてもカッコいいです。さて、どうでしょう、「チャイナ・ディスコティカ」?
博士:
なかなかいいじゃないですか! ちょっと「マッドピエロ」とか「ファイヤークラッカー」的世界感あるし、初期イエローマジック・フリークならほろっと来るかもしれません。アレンジサイズは「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」。しかし、コードは全くちがいます。専門的に見てもこのメロディはかなりエポック。よく思い付いたなぁと思うほど奇跡的。逆に変にチャイナっぽくしてるのがもったいない位、不思議で官能的な旋律ですよ。
先生:
「Plastic Fantastic」ってリフってますね。ほとんど知られていませんが、Plastic Fantasticは、90年代半ばにニューロマの再来とされたROMO(Romantic Modernismの略)というムーブメントの中心バンドです。でも、日本だったら、Fantastic Plastic Machineでしょうけどね。
いわゆる、フェイクな中華感を捏造したような。これはテクノの重要なコンセプトですからね。カップリングの「ROMANTIC ROPE」も中華風ですね。
博士:
雰囲気が良いですね。種ともこの「ねぼけてChina Town」とか、往年の鹿取容子とか思い出します。ここはもっと素直にアレンジして原曲を生かしてもいいのではと思います。 エスニック風楽曲としては近年、高杉とも子の「旅人」とかがありますが、“箸休め”のカップリング曲としてはほっとする癒し系の良品だと思いますよ。アジア風楽曲研究家の私としては評価いたします。
先生:
で、Airaちゃんの今後についてはどうでしょうか?
博士(JK):
うーん・・・・
わひゃるけど・・教えないっ!!
先生:
またそれですかっ(怒)!!
博士、照れ隠しはやめましょう。では、二人でインストライヴに直行ですね。でも、Aira Mitsukiグッズを勝手に自作したらダメですよ。