風の谷のナウ~シカ♪

風の谷のナウシカ
まずは、ナウシカガールこと安田成美が歌った「風の谷のナウシカ」のカヴァー。「ナウシカガール・コンテスト」で優勝しデビューした安田成美は、宮崎駿の映画本編で使われない映画の主題歌を歌うという離れ業をやってくれます。もちろん、ナウシカの衣装で。それはイメージシンボルソングと名づけられました(苦しー)。それは、まぁ彼女の音程破壊力によるものかと思いますが、この歌は何度も聴いているとだんだん不安定さが快感に変わってきます。安田成美は歌手の域を超えて、ひとつのジャンルを形成したとも言えましょう!

CHAT CHAT
今回の「ナウシカ」カヴァーは、教授といっしょにやっていますが(夫婦で別々に教授とコラボとは粋です)、嶺川貴子はアルバム『CHAT CHAT』(1995年)で単独カヴァーをしています。

嶺川は、、フリッパーズ・ギター(彼女は現在、小山田圭吾夫人)がプロデュースしたオムニバス『Fab Gear』でFancy Face Groovy Name(カヒミ・カリィとのユニット)としてデビューし、その後、L⇔Rに参加し、脱退後(確かに相容れない気がする)のデビュー・ソロ作品としてこのカヴァー中心のアルバムを出しました。嶺川ヴァージョンは、音程が安定したちょいとフレンチ・ウィスパーなテクノ歌謡。彼女のカヴァー選曲センスの良さが伺えるアルバムでもあります(もう一つ裏YMOカヴァーがありますが、こちらは続編で)。今回、教授とのコラボ・ヴァージョンは、和みのボッサしています。

レコードではありませんが、「歌ドキッ!」というテレビ東京の番組のアニメソング特集で矢口真里が「ナウシカ」を歌っています。結構、普通に歌い上げている。もっと、成美ちゃんのように歌って欲しかった。

わがままな片想い≫カナリア

天国のキッス
コシミハルの「わがままな片想い」は、松田聖子の『天国のキッス』にカップリングされていた曲ですね。「天国のキッス」は「君に、胸キュン。」の一位を阻んだヒット曲ですが、カップリングの方が断然好きです。

EN BOX Volume 21-Bonus Disc Female
でも、もっともっともっと(3回ぐらいで許しておこう)好きなのは、小池玉緒の「カナリア」。タイトルと歌詞は変更されましたが、これが「わがままな片想い」の原曲なんです。「わがまま」のアレンジがアイドル歌謡的に中和されているのに比べ、こちらは完全なるテクノポップ。カナリアに自分を置き換えた可愛すぎる歌詞(作詞は小池自身)を舌足らずで歌う小池玉緒を聴いて、心が動かない男は男ではありません。

不幸な事に、この曲は当時正式リリースをされませんでした。『EN BOX Volume 2』の『Bonus Disc Female』(ジャケが女子トイレっぽいと思うのは僕だけでしょうか?)に小池玉緒の7曲が収録されていますが、その中に含まれています。でも、このBOXも廃盤です。小池玉緒だけで一枚のCDが出ることを切に願います。

コシミハルのカヴァーに戻りましょう。今回のカヴァー曲の中で一番のお気に入り。歌詞は松田聖子ヴァージョンですが、ENレーベルのテイストもたっぷりのフレンチ・テクノポップ・ヴァージョンであります。