70年代
80年代の化粧品CMソングを時系列でテクノな視点で検証しようというのが、今回の目的です。僕の記憶をたどる限り、化粧品のCMソングでヒットした覚えがあるのは、尾崎亜美の資生堂77年春のキャンペーンに使われた「マイ・ピュア・レディ」ですね。もちろん、テクノでもなんでもありません。モデルは小林麻美でした(小林麻美のデビュー・シングル『初恋のメロディー』を子供の頃、買った記憶があります・・・子供心に歌唱力の無さが衝撃的でした)。
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Mr.サマータイム |
YMOがデビューした78年はどうでしょう? カネボウ78年夏のキャンペーンに使われたサーカスの「Mr.サマータイム」はAlfaから出ましたが、違いますね。まだ、テクノなものがCMに使われるのには早すぎます。
1980年春~幻のピーチパイ
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不思議なピーチパイ(販促用) |
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不思議なピーチパイ |
資生堂80年春のキャンペーンはとても惜しい! 歌は竹内まりやの「不思議なピーチパイ」、モデルは当時メアリー岩本と名乗っていたマリアンでした。今で言うと、リア・ディゾン的な小悪魔的な可愛さがありますね。
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Channel Good |
竹内まりやに敗れたのが、シーナ&ザ・ロケットの「浮かびのピーチ・ガール」だったんです。詳しくは、『NICE AGE YMOとその時代』に収録されているシーナへのインタヴュー記事を読んでください。こっちが採用されていたら、最初のお化粧テクノCMソングとなったんですがね。