収納

食材ストックの見える化で節約収納する

底値買いやまとめ買いだけが節約ではありません。買ったら使い切るという姿勢が大事。収納にもひと工夫すれば、コストとスペースの両面で節約が可能です。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

乾物や粉類、調味料、スパイスなど、これらの食材があると、日頃の献立やお弁当づくりに重宝します。それだけにストックを持たないと不安。しかも、安売りのときに、まとめて買うのがお得。というわけで、あれやこれやの食材が増えてしまいがち。そんな食材を整理収納ステップで見直して、家計と収納空間の節約に励みましょう。


乾物だけでもこんなに多種類

ひと口に乾物と言っても、次のようにその種類はかなりあります。
何処に何がどのくらいあるか分かりますか?

何処に何がどのくらいあるか分かりますか?

  • 椎茸などのキノコ
  • ゼンマイなどの山菜
  • 大根などの野菜
  • 海苔や寒天などの海藻
  • 煮干しやちりめんじゃこなどの魚介
  • レーズンなどの果物
  • 高野豆腐
  • 乾麺
  • お茶
  • 豆類など
その他に小麦粉などの粉類、塩・砂糖、胡椒などまで含めると、食材の種類を把握するだけでも大変です。まずはステップ1で乾物の棚卸から始めましょう。

ステップ1.どんな在庫があるか

食材がキッチンのあちこちに収納されていませんか? 何をどれくらい持っているか、分からないことがよくあります。棚やストッカー、引き出し、冷蔵庫まで覗きこんで、食材をすべて出して調べてみましょう。


ステップ2.賞味期限をチェック

開封したまま使わなかったモノはありませんか? 賞味期限が切れているモノは、迷わず捨てます。食生活が変わって使わなくなったモノを発見。いつまで使っていたのか思い出せないモノも、思い切って処分。この取捨選択の経験を活かして、次に買い足すときには、使用頻度の高いモノだけに絞り込むこと、使いきれる量のモノを選びましょう。


ステップ3.見えるしまい方にする

食材ストック用に棚を割り当てよう。

食材ストック用に棚を割り当てよう。

一般的に乾物の種類は多くても、我が家の常備品ともなると、それほど多種類で大量にあるというわけではないでしょう。頻繁に使う定番品を中心に、まとめて収納できる場所を確保します。さらに収納容器選びも、収納にとって大事です。1種類1容器を目安に、使いやすいサイズと素材のものを見つけましょう。

ガラス瓶は透明なので、残量がひと目で分かります。容量の大きい瓶は重くなりますので、高い位置ではなく、安全に出し入れできる所にしまいましょう。わざわざ瓶を買わなくても、インスタントコーヒーなどの空き瓶で代用OK。

サイズが揃っていると収納力もアップ。

サイズが揃っていると収納力もアップ。

密閉容器は縦横のサイズが揃っていて、積み重ねができるものが便利です。軽量なので高い所にもしまえます。透明容器でない場合は、中身を書いたシールを貼りましょう。

プラスチック容器のなかには、ハンドルやフタのついたものがあります。戸棚に仕切りがなくても分類ができて、食材を袋ごとしまうこともできるのがメリット。小分け用にはガラスや密閉容器を、開封後のストック用にはこのプラスチック容器。そんな使い分けにも便利です。

どの容器を使うにしても、食材別に残量が分かる「見える化」が肝心。二重買いや必要以上の買い置きを防げば、家計に収納に役立ちますよ。我が家のキッチンは狭いから~とつぶやく前に、スッキリ収納法もご覧ください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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