バルセロナのsonar
日本では今回が初開催ですが、sonarは本拠地、スペインのバルセロナでは1994年から続いているヨーロッパでも屈指のフェス。2004年は6月17日~19日の日程で3日間行われました。ラインアップを見る限りでは、ドイツのMAYDAYのようなテクノのフェスというより、テクノも含めたエレクトロニック・ミュージックのフェスと言った方がいいでしょう。日本のsonarにも出演したアーティストは、今回レポートするHuman Audio Spongeぐらいだったのは意外でしたが、日本のsonarとも共通しますが、どちらかと言えば有名どころをとにかく集めるというより主催者の好みで渋いセレクションっていう感じです。僕が過去記事にした人達としては、2 many dj's、Miss Kittin、Tiga、Richard X、DJ Hell、David Carretaといった面々も参加しています。「OBC + RYUICHI SAKAMOTO + PAN SONIC + FENNESZ」という異色のコラボレーション・ライヴもあったようです。sonarは参加アーティスト曲を収録した毎年コンピレーションもリリースしており、『sonar 2004』(2004年)のトラックは以下です。
[sonar by day]
01. Buck 65: Wicked And Weird
02. Juana Holina: Quien?
03. Beans: Nutescreamer (Prefuse73 Remix)
04. Kid Koala: Emperor's Main Course In Cantoness
05. Jaylib: The Red
06. Sesam-O: Glass
07. Instituto E Sabotage: Dama Tereza
08. Tremendo: Se Lo Que Buscas
09. Dani Siciliano: Come As You Are
10. Sketch Show: Wiper
11. Fibla: Inside
12. Manuvers Featuring Soarse Spoken & Serum: Epic Journey
13. Deejedies: Velbert
14. Sofus Forsberg: Convertible Love
15. Balago: Verlbert
16. Ryuichi Sakamoto: Chasm
[sonar by night]
17. Je M'Appelle Mads: Bilerne De Er Farlige
18. Agoria: Kofea
19. Matthew Dear: Dog Days
20. Paul Nazca: Dimention
21. Das Bierbeben: No Future No Past
22. Hell: Listen To The Hiss (Tiefschwarz Remix)
23. Tiga: Pleasure From The Bass
24. Adam Freeland: Supernatural Thing
25. Dave Clarke: Dirtbox
26. Tim Wright: Oxygen
27. Deathprod: Cloudchamber
sonarのアートワークはなかなか趣味がいいのですが、壁紙は" target=_blank>Sonar 2004 GTI Wallpaperでゲットできます。
2日間に渡った日本でのsonar・・・かなり幅の広い選択肢だったので、人によって見所・聴き所は違ったと思います。会場のキャパシティー、ホールとシネマの移動や館内での飲食物のコストパフォーマンスなどは、改善点として挙げますが、踊るだけでないエレクトロニック・ミュージックのフェスとして選択肢が増えた事は素直に喜ばしい事です。