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『マイアヒ』の次は『もすかう』(2ページ目)

現在、のまネコ問題で揺れる大ヒット『恋のマイアヒ』でありますが、次はあの懐かしのジンギスカンによる通称『もすかう』こと『めざせモスクワ』が、空耳フラッシュ・ヒットとしてじわじわとキテいます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ジン・ジン・ジンギスカン

80年リヴァイヴァルというのは未だに形を変えつつも継続していますが、70年代的なものも最近ネタとして再度注目されている感があります。70年代は僕の記憶の中ではグラムから始まり、後半パンクが生まれるのですが、総括するとディスコが強い。ディスコといってもフィラデルフィアやマイアミ系のアメリカものやアラベスク、ボニーMなどに代表されるミュンヘン・サウンドがあります。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
ジンギスカン(GENGHIS KHAN)
ミュンヘン・サウンドの流れを汲むジンギスカンという ドイツ人、ハンガリー人、オランダ人、南アフリカ人で結成された6人組グループをご存知でしょうか? 英語綴りでGENGHIS KHAN、オリジナルのドイツ語綴りならDSCHINGHIS KHAN。1979年にバンド名と同じシングル『ジンギスカン』でデビューし、ユーロヴィジョンのドイツ予選グランプリ獲得後、ヨーロッパで火がつき、その後日本でもドイツ語ヴァージョン(英語ヴァージョンもあります)がヒット。モーニング娘。の『恋のダンス・サイト』の元ネタでもあるので、モーヲタの方は当然ご存知でしょう。

1980年に開催されたモスクワ・オリンピック(日本を含むアメリカを中心とした約50ヶ国はソ連のアフガニスタン侵攻への抗議としてボイコット)へ向けてリリースされたのが、第2弾シングル『めざせモスクワ(MOSKAU)』(1979年)。色物っぽいルックスでありながらも、一発屋には終わらず、こちらもかなりヒットしました。余勢で、声優グループのバオバブ・シンガーズ(『ディスコ歌謡コレクション キング編』に収録)やダーク・ダックスなども同じ年にカヴァーをしています。

ジンギスカン(BeN's Unofficial ARABESQUE Fan Club内)

「もすかう」空耳フラッシュ

『マイアヒ』を越える(はず)と言われている『もすかう』の話です。さて、webdogというブログを運営するジェット☆ダイスケさんより、「ジンギスカンがジワジワと流行っているのかな?」との情報提供がありました。webdogに飛んでもらうと、さらに解説があります。基本的な手法は『恋はマイアヒ』と同じドイツ語で歌う「めざせモスクワ」の空耳フラッシュですが、かなり幅広い年齢で笑えます。オリジナルなんか知らない高校一年女子2名にも見せて試してみましたが、超うけておりました。もすかう教(狂)なる「もすかう」応援サイトも設立されております。特にヴィジュアル的には「もすかう2」が秀逸です。

同時にジンギスカンのCDの売り上げも上昇しているらしい。こちらはavexではなくビクターがリリース元ですね。これを放置してはもったいないと思います。選曲も新たに、リミックスやPV(又はライヴ映像)もつけて『もすこう~特選ジンギスカン』を急遽リリースしては?

それから、最近グルメ的にもジンギスカンが大流行らしいです。確かにジンギスカン店は増えていますね。このあたりとのタイアップも考えてはどうでしょうか?

もすかう、ジンギスカン、めざせモスクワアーカイブ(webdog内)
もすかう教(狂)

最後にお願い・・・どうか大目に見てください。大目に見れない場合は、適切な対処はするつもりですが。

『恋のマイアヒ』ヒットの法則
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