ロマンチックなTOKYO
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)ドイツのハンザに拾われた遅れてきたグラム・ロッカー、ジャパンは、日本で成功するものの、本国イギリスでは泣かず飛ばず。セカンド・アルバム『苦悩の旋律』(1978年)のリリース後、エレクトロ・ディスコの仕掛け人、ジョルジオ・モロダーをプロデューサーに迎えて、シングル『Life In Tokyo』(1979年)をリリース。また、この曲は、シングル化が再三行われ、国別におびただしい数のヴァージョンが存在する。アリオラ・ハンザ時代のジャパンのシングルを集めたコンピレーション『Singles』(1996年)には、8ヴァージョンの「Life In Tokyo」が収められています。
◆美形のオトコたち~グラム編
アメリカのミシガン州出身のロッド・マックアリーことI SATELLITE は、「Life In Tokyo」をカヴァー。彼は、コンピューターを使用せず、ヴィンテージ・シンセとドラム・マシーンで、レトロ・フューチャーな音を再構築。残念ながら、「Life In Tokyo」は正式リリースされていませんが、彼のアルバム『AUTO:MATIC』(2003年)を掲載しておきます。
◆I SATELLITE (「Life In Tokyo」がMP3でダウンロードできます)
デヴィッド・シルビアンの歌唱法のルーツは、ブライアン・フェリーと言えるでしょう。フェリーの方が、ねちっこいですが。1997年のキムタク主演のドラマ『GIFT』効果で、ちょうど今のクイーンのようにリヴァイヴァルしたのが、「Tokyo Joe」。アルバム 『In Your Mind』(1977年)に収録。その後、ブライアン・フェリーは、アルバム『Frantic』(2002年)で、「Hiroshima」という曲も歌っています。
坂本龍一+渡辺香津美・名義で『Tokyo Joe』というタイトルでアルバムが、オリジナルは1982年(CDは1997年)にリリースされています。フュージョン上がりのテクノですね。もちろん、フェリーのカヴァーも収録されています。故・沖田浩之も「東京ジョー」(シングル『お前にマラリア』のB面)という曲を歌っていますが、カヴァーではありません。