リミックス&カヴァー作品
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そうですね。ファースト・アルバムは発売の時に聴きました。ちょうどあのリミックスは時期的にリミックスってものがもう完全に創作の領域になっていた時期なので、そんなものはいらないから原曲そっくりに作ってやろうと思いました(笑)。シンセベースにDX7の固い音を使ったのとカートゥーンっぽいSEをちりばめる以外は原曲重視で再構築しています。
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わははは。今度は「おもいっきり原曲から離れたものを作ってやろう」と。だって、名曲ばかりだし、クラフトワークはあまりにも偉大だから、同じ「シンセで打ち込み」というコンセプトで似せた事やったって、ファンとしては嬉しくないし、オリジナルの方がいいって事になったりするし。越える自信もないですよ。他の方のバンドものとかはすごく違うアプローチで意義があるし、面白いですよね。でも僕はモロに影響受けてる立場だから。ならば、「アテム」と「ハーモニカ」で。これ「息」の音が入ってるとか、ハーモニカの音列があればもうそれだけでトリビュートになるでしょ?(笑)。最もゆったりした退屈とも言える曲を、忙しくゆったりしてない曲にしよう、と思いました。結局、エキスポとかわらず、逆をやりたい、いたずらしたい、って気持ちがいつまでたっても抜けない...(笑)
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いえ、なにもありませんでした。これもAndy Falconerのミックスがだいたいどういうものかわかってたので、あえて原曲重視で、あとはこのころから「宇宙空間の音から入って音楽がはじまり宇宙空間へ消えていく」という構成だけのコンセプトを様々なリミックスやアレンジで展開しようと思っていたんです。ちょうど宇宙を旅していて、星が近づいてきて離れていくイヴェントが1曲として存在し、あとはひたすら宇宙空間を旅する感じ。これなら自分が関わったどのアーティストの曲でも、大メドレーに再編集出来る様になります。このコンセプトは機会がある度に取り入れていて、HANAYOや種ともこさんと一緒に仕事をしたアレンジ、最近だと千葉レーダーも少しだけそういう感じを入れています。