DRIVE to 2000
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興味深いのはバケがアナログシンセなんかをガンガン使ってアレンジもソリッドにしていった時期に関東や関西でも同じような方向性のバンドが出現しだしたって共時性。それをイヴェントに参加して、かっちり確認できたから有意義ではあった。ただほとんどのバンドに、そこから未来に繋げていく革新的な感覚やパワーが薄いと感じたことも確か。
恋人はこうしてつくる
――では、ぶどう÷グレープとしての活動についての話に戻したいと思います。2005年3月にリリースされたデビュー・アルバム『恋人はこうしてつくる』までの道のりは長かったのでしょうか?
02. 哀愁スパゲティ
03. 誘惑エレベーター
04. トンネルクラッシュ!
05. MOTHER
06. せっけん
07. 女生徒
08. ペンキぬりたて
09. マシンガンドロップス
10. 恋愛レンズ
11. フリーズ
12. 水をくれ
13. クリーニングッバイ☆
ぶどうを立ち上げてファーストまでに3年もかかってしまったわけだから、スローだよね。くみんこ加入によってそれまで保っていた均衡が一度、くずれてしまった。よって軋轢、メンバーチェンジもあったし・・でもかなり強引に進めてきて、結果良かったと思うよ!
――ジャケは誰が描いたアートなのでしょうか?
3、4才の女の子が折り紙の裏に書いた作品です。あまりに好きな絵なので自分だけの物にしておきたかったくらいです。
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くみんこ÷グレープ |
そうだな・・・彼女にはいわゆるロック的な皮肉、逆説性、被害者意識、疎外感みたいなものが希薄すぎて、強烈な毒舌すら網の目からすり抜けてすまう人。
なので、逆にそれを強みにしてしまおうと、学級委員長になってもらいました(笑)。ぶどうは良い意味で自発性の強いメンバーが集まってるから、みんなオレがオレがって感じで・・・みんな自分だけがアイドルだと思っているよ(笑)。