
◆THE HAZZARDS (f.k.a. ukes of hazzard) - the baddest 2 girl ukulele band in new york
あ、イケナイ、話が逸れました。「Straight」とは、「Queer」の反対、つまり異性愛者の男を指します。日本語では、「ノンケ」ですね。つまり、「ノンケのためのゲイの視点」とでも訳しましょう。この番組に出てくるノンケとは、ダサいんだけど、そこそこ希望が持てる男です。そのダサいノンケを、以下のFAB 5がイケてる奴に変身させます。

■Ted Allen:グルメとワインの鑑識家(Food & Wine Connoisseur)として、料理を指導。
■Kyan Douglas:グルーミングの教祖(Grooming Guru)として、主にヘアスタイルや洗面所を改造。
■Thom Filicia:デザイン博士(Design Doctor)として、室内のインテリアを見違えるほどにコーディネイト。
■Carson Kressley:ファッション学者(Fashion Savant)として、イケてるショップに連れて行き、似合う服を見立ててくれます。更衣室にも着いてきてくれます。
■Jai Rodriguez:文化マニア(Culture Vulture)として、粋なマナーやトークをロールプレイで指導。ちなみにVultureってハゲタカという意味です。
所謂、素人さん変身もの自体は、昔からあった企画ですが、単にルックスの変身ではなく、自己表現の要素をトータルに変身させるというのがいい目のつけ所。それ以上に、この番組が人気を博する理由は、やはり5人のゲイたちの専門知識、こだわり、センスのよさでしょう。しかも、結構口は悪いんですが、皆さん超ポジティヴなキャラクターで、なんだか生きる希望が沸いてきます。ちなみに、おねえキャラは、ホール&オーツのホールにちょっと似たファッション担当のCarson Kressleyぐらいで、他の人は割りと普通。この番組のお陰で、彼らは今やセレブなファンも多い人気者です。ぜひ、日本でも放映して欲しいものです。
◆BRAVO - Queer Eye For The Straight Guy(公式ページ)
次のページでは、『Queer Eye For The Straight Guy』のサントラを紹介。