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カヴァー曲特集~Part 4 ラジオスターの悲劇~世界大会1(2ページ目)

「ラジオスターの悲劇」の日本大会に続き、海外アーティストによるカヴァーを集めた世界大会第1部を行います。バグルズのその後とエレクトロポップ編カヴァーについて。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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スーパーグループ、Asiaをジョン・ウェットン(元キング・クリムゾン)、カール・パーマー(元EL&P)、スティーヴ・ハウ(元Yes)と結成したジェフは、Asiaのメンバーとして大成功を収める。これぞ、王道プログレポップと言えるデビュー・アルバム『Asia(詠時感~時へのロマン~)』(1982年)は、全世界でヒットし、1000万枚以上売り上げる。「Heat Of The Moment」も大ヒット。ちなみにAsiaのジャケは、イエスのジャケを手がけてきたロジャー・ディーンによるものです。

その後、Asiaは1985年に活動休止状態となり、再始動後、モスクワでの「Then and Now」ツアーからのライヴ・アルバム『Live In Moscow』(1991年)で、キーボード・ソロとして「ラジオスターの悲劇」を演奏しています。色違いの赤ジャケもあります。DVDスペシャル・エディションもあるようです。他にも、「ラジオスターの悲劇」は、『Live At The Town & Country Club』(1999年)でも演奏しています。

ジェフ・ダウンズは、Asiaの活動休止中、ソロ・プロジェクトとしてザ・ニュー・ダンス・オーケストラを1986年に始動させ、『The Light Program』をリリース。セカンド・アルバム『Vox Humana』(1986年)では、キーボード・インストによるセルフ・カヴァー「ラジオスターの悲劇」と「Plastic Age」が聴けます。バグルズのポップな部分は、やはりトレヴァーに負う所が大きいと再確認。

もう一つの「ラジオスターの悲劇」と言えばブルース・ウーリー(Bruce Woolley)&ザ・カメラ・クラブの1979年にリリースされた『English Garden』(←の記事でも解説しています)。才能があるんだけれど、ブレイクしなかた人です。バグルズからプログレ味を抜き取って、ロックンロール味を付け加えたら、ザ・カメラ・クラブ。「Clean Clean」なども元がロックンロールなんで、こちらの方がオリジナルっぽい。

では、バグルズ曲のカヴァーについてジャンル毎に時系列で追っていきましょう。尚、僕もコンプリートしていないので、セクシー★ジャケ展でもおなじみのビターさんの協力により、ジャケ写と彼のコメント(一部、POP ACADEMYより)も掲載させて頂いています。
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