見逃していました・・・「NOVAうさぎのうた」。当然、その存在は知っていたのですが。その歌声は元モダンチョキチョキズの濱田マリのようですが、アワアワ(Our Hour)の草壁ゆう子だったんですね。某外資系レコード店では、未だに「歌っているのは濱田マリ」とコメント書いているぐらいですから。

「いっぱい聞けて=うさぎの耳」「いっぱいしゃべれる=くちばし」を見事に表現したNOVAうさぎは駅前留学の伝道師(企業の宣伝キャラとも言う)ですが、DJのくせにヘッドフォンが耳に付けられない。「ヘッドフォン、耳ここ(頭を指して)だろ!」とCMでもつっ込まれていました。でも、DJですから、レコードは2万枚所有しているらしい(負けてるぅ)。2002年度のCMキャラとしては、きのこの「ホクトくん」、プッカ星人の「プッカ」などと並び大人気の「NOVAうさぎ」。ところで、僕は辛酸なめ子さんの通っていたとっても楽しそうな英会話学校が何処だったのかも気になっています。(彼女の著書『自立日記』をお読みください。)

NOVA内のNOVAうさぎ

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
01. NOVAうさぎのうた
02. NOVAうさぎのうた HipHop MIX
03. NOVAうさぎのうた Techno MIX
04. ABCのうた
05. NOVAうさぎのうた CM Original
06. NOVAうさぎのうた カラオケVer.
07. ABCのうた カラオケVer.
08. NOVAうさぎのうたPV (CD-Extra)


4月23日に発売されたこのシングル『NOVAうさぎのうた~いっぱい聞けて、いっぱいしゃべれる~』は、NOVAうさぎ効果でクリーン・ヒットしています。オリコンで現時点での最高順位は12位となっています。アワアワに加えてシンバルズの沖井礼二が共同プロデューサーとしてクレジットされています。アワアワ・メンバーの松村祐治は、このCMのプランナーなんですね。CMソングというのはやはり簡単に脳にインプットされて認知度を高めるのが重要ですから、この曲のシンプルな反復性は効果的です。テクノポップ・ガイドとしては、Shi-Shonenのような80年代的テクノポップの軽快さが心地よい「Techno MIX」がお勧めです。

もう一つ面白い現象が、2ちゃんねるのDTM板に端を発して起こっています。NOVAうさぎのCM音源をサンプリングしたリミックスが数多く発表されています。ややこしいこともあるのかもしれませんが、「公共の電波で放送されました」との報告もあり、又NOVAのCMへの好意的なムーヴメントと考えられるので、紹介します。各種テクノ、トランス、ブレイクビーツ、ヒップホップ、ボッサ、フレンチなど現在の100を越えるリミックスがあります。ムネオハウス以来の2ちゃんねるのポジティヴな側面が生かされた動きです。

ミニヨクツク~NOVAうさぎRemix応援ページ

現在のアワアワのメンバーは、仲川タツヤ、松村祐二、草壁ゆう子の3人。1996年、京都のクラブ文化の発信地として知られるメトロでメンバーが知り合い結成されました。アワアワは分類しにくい音楽性です。90年末期、ネオ・ニューウェイヴと呼ぶ人も居たちょっと早すぎたニューウェイヴ・リヴァイヴァル的な小ブームがありましたが、その中に居るようで居ない。メトロという文脈で捕らえると、ポスト渋谷系、特にノイズなピチカート・ファイヴ的と言えそうかと思いつつ、そうでもない。結果、「モンドでサイケでラヴリーな音響電子ポップ」という表現をしておきます。

our hour on line

僕は、アワアワとかの日本のインディーズのレコードを結構、ネオ・ニューウェイヴ以降買っています。ただ、なかなか記事にするだけのネタがなく、残念な思いをしてました。しかし、NOVAうさぎのお陰で紹介する口実が出来たので、アワアワの作品と彼らが参加したオムニバスを次項にて紹介します。