「セックスと○○○と△△△」というのは、常套句となっていますね。映画なら「セックスと嘘とビデオテープ(Sex, Lies And Videotape)」。そのルーツ(もっと古い語源があるような気もする)は、Stiffから1977年にリリースされたイアン・デューリーのデビュー・シングル『Sex & Drugs & Rock'n'Roll』ですね。でも、元々の邦題は何故か「酒とバラとロックンロール」! 全然、意味が違うじゃん。イアン・デュリーは、ポリオを克服した元美術教師。ジャケ写は、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズ名義でのベスト・アルバム『Sex & Drugs & Rock'n'Roll: Best of Ian Dury and the Blockheads』(1992年)です。
BAND AIDとLIVE AIDでチャリティー・ヒーローとして名を馳せた元ブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフによる9年ぶりのアルバム『Sex, Age & Death』(2002年)です。The Smithsのモリッシーが嫌っているとか。当時、LIVE AIDが終わった時に、ニューウェイヴ時代の終焉を感じさせました。
2枚組オムニバス・アルバム『Sex.:.Goth.:.Electronics』(2002年)の副題は「ノルウェーのゴスとエレクトロニクス」となっており、何故Sexから始まるかは不明。ノルウェーのネオ・シンセポップ系のApoptygma Berzerk、Magenta(日本ではStrange Days Labelからアルバム『Periode』がリリースされていた)やPoshが、収録されています。
こちらも2枚組オムニバス・アルバムでタイトルは『Sex Sluts + Heaven』(2000年)。Urban Theoryというテクノ系のレーベルから出ていて、何故か砂原良徳の『Love Beat(World Of Apple Mix)』なんかも収録。
ジャケからも察しがつくと思いますが、Umbra Et Imagoというドイツのゴス系バンドによるアルバム『Traume Sex Und Tod』 (1998年)です。英語に訳すと「Dream Sex And Death」です。