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007シリーズの最新作「DIE ANOTHER DAY」の主題歌を新曲としてリリースするマドンナですが、彼女の足跡とやたらにリリースされているカヴァーについての特集です。マドンナは過去の80年代の人ではありませんが、80年代リヴァイヴァルとも連動していると感じます。
マドンナは、1982年にシングル『Everybody』でデビュー。あまり、話題にならなかったと思う。6枚目の『Like A Virgin』(1984年)で大ブレイク。その当時、ちょうど僕はアメリカにいました。確かにマドンナの露出度はとても高かったです。その流行もの的芸風から、アメリカでもいつまでマドンナ人気が続くか懐疑的なメディアの意見が多かったですが、この20年近く、その人気を保ち続けてきた恐るべきマドンナ。
レジーナというシンガーを覚えていませんか? 1986年にアルバム『Curiosity』でメジャー・デビュー。アルバム収録のファースト・シングル『Baby Love』は、いい曲なんだけど、なんだか『Border Line』(実際、マドンナ用に作られたが採用されなかった作品)。プロデューサーは、マドンナも手がけた、The Breakfast Clubでマドンナのバンド仲間であったStephen Bray。苗字無し。ニューヨークが活動拠点(ちなみにマドンナはミシガン州出身)。これでは、マドンナのフォロワーの烙印が押されてもしょうがない。でも、この人は元々Regina Richards And Red Hotというバンドでマドンナよりも早く、1980年にデビューしているんです。現在も、活動しているらしき情報がAll Music Guideにあったのですが、これは同名異人のREGINAと判明(すいませんでした)。
話を現在に移行させます。僕は、今年の4月にスペインのマドリッドへ行きました。話せば長いので省略しますが、マドリッドで二日ほどホテルに缶詰状態になりました。その間、テレビでミュージック・ヴィデオをどっぷりと見ました。80年代のカヴァー物の多さに驚きましたが、中でも印象に残ったのが、1989年リリースのサウンド的にも評価の高いマドンナの『Like A Prayer』(ジャケ写はアルバム『Like A Prayer』)のカヴァーです。