テクノポップ/テクノポップ関連情報

SEASON’S SPECIAL~Part 3 ワールドカップ・アンセム

5月31日から6月30日に開催されるワールドカップのアンセム特集です。「どうして、テクノポップのガイドが?」と思われている貴方、読めば分かります。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

「アンセム(Anthem)」とは、もともと「聖歌隊の賛美歌」という意味ですが、「賛歌」とか「~を代表する歌」といった意味で使われます。「ナショナル・アンセム(National Anthem)」となると、「国歌」という意味です。

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CMやサッカー関連の番組で聴かれた方も多いと思いますが、W杯の公式アンセムは、ヴァンゲリス(Vangelis)による『ANTHEM(2002 FIFA WORLD CUPTM OFFICIAL ANTHEM)』です。ヴァンゲリスは、ギリシア人で、『ブレードランナー』『炎のランナー』『南極物語』『天国と地獄』などのサントラ界の巨匠として知られる人です。1曲目は、韓国の伝統打楽器として知られるサムルノリ(「四物遊び」という意味らしい)と和太鼓で北東アジア感を醸し出す、コーラスの入るオーケストラ・ヴァージョンで、2曲目は、ヴァンゲリスお得意のシンセサイザー・ヴァージョンです。

それをリミックスしたのが、ヴァンゲリスと石野卓球の夢の共演による『ANTHEM takkyu ishino remix』。レコード屋でこのCDが石野卓球又は電気グルーヴのセクションにあると違和感が漂いますが、真面目にテクノに決めている“世界の卓球”といった感じです。ヴァンゲリスは電気グルーヴを知っているのだろうか? モテたくて…

『ラの歌/日本サッカーの歌』という4曲入りシングルもリリースされています。『ラの歌』とは、ディスコ界のファースト・レディーと称されるグロリア・ゲイナー(Gloria Gaynor)の『I Will Survive』(『恋はサバイバル』という邦題もありました)です。

もとは、1998年のフランスW杯のドキュメンタリー・ビデオで試合に勝利したフランス代表がこの歌を歌っていたのですが、日本代表がシドニー・オリンピックの際にオリンピック代表を決めた時も、ロッカールームで、この曲を歌っている場面がNHKで放映されたため、この曲のサビの「ラ・ララ・ラ~ラ…」と歌う部分から「ラの歌」として知られるようになったらしいです。

オリジナルの『I Will Survive』は、1979年に全世界でヒットしたディスコ・クラシック。その後、現在までニュー・ヴァージョン(敬虔なクリスチャンであるグロリアのリクエストで、歌詞が変更されたらしい)やリミックスがリリースされており、このCDに収録されているのもハウス・ヴァージョンとハウス・クリエイター兼サッカーフリークのSUGIURUMNによる「ラ…の合唱」入りリミックス2曲(2曲目の「SUGIURUMN REMIX AWAY」はフィルターっぽい)。

4曲目は、Jリーグ発足の際に2002年W杯招致のために作られた坂本龍一が作曲、大阪市音楽団が演奏した吹奏楽曲『日本サッカーの歌』です。ライナーノーツによると、坂本龍一のアルバム『sweet revenge』収録の『Psychedelic Afternoon』と同じメロディーとの事。そう言われるまで、全然分かりませんでした。

その『日本サッカーの歌』にザ・ハイロウズの甲本ヒロトが作詞・アレンジでリメイクしたのが、6月12日にリリース予定の『桜のころ』。教授にザ・ハイロウズとは? もっと凄いのは、ダンス☆マンのアレンジしたヴァージョンがある! なんか、壮絶です。
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