――Secret Secretというバンド名の由来は?
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――あなたのサウンド志向をどのように定義しますか? 新しい世代のダークウェイヴですか?
サウンドや音楽にレッテルを貼る事は変な感じで、アーティスト達はレッテルを貼られる事を避けようとしています。でも、それはファンがアーティストを見つけ出すプロセスで、実際のところ重要な問題です。僕はダークウェイヴ、シンセポップ、ゴス、ハウス、インディーズ、好きなように呼んでもらって構いません。自分達はダーク・シンセポップと呼ぶ事が多いですが、ファンが僕達の音楽を見つけてくれる限り、どのように呼ばれるかは気にしていません。
――日本がとっても好きみたいですね! どうしてですか? 日本のポップ・カルチャーに関して特に好きな物はありますか?
はい。でも理由はないようで、たくさんあったりします。僕にとって日本はヴィデオ・ゲームのようです。全くもって超現実的です。ダリの絵画の中に入り込んだようにね。全てが逆転しています。車は道路の反対側を走ってるし。動詞は最後に来るし。言葉はひっくり返ってるし。最も単純な事でさえ日本では、僕にはチャレンジです。赤い扉への青い錠はどこに。とても興味がそそられて、僕の脳のクリエイティヴな部分をオーヴァーロードさせます。アーティストとして一度に3週間以上はちょっと無理ですが、その3週間はファンタスティックです。
――特に好きな日本のアーティストは?
多くの好きな日本のアーティスト達がいます。もちろん、シンセ系バンドに興味が大ですが、ヴィジュアル系やつんく♂系にまでも惹かれます。つんくの大ファンで~す。多くの人達は彼について厳しい発言を僕にしますが、つんく♂のプロダクション・チームは彼等の音楽を解っていると思います。ポップ・カルチャーの嗅覚でとってもクールなものをこっそり持ち込んでいます。大変、感心します。フェイ・レイも熱いです。
ヴィジュアル系バンドが好きなのはファッション・センスからです。とってもクールな衣装と化粧をしています。でもステージ上だけでのファッションなのでゴスの人達とはまた違います。彼等はステージから離れるやいなや服を脱ぎます。ゴスの人達はもっと長い間コスチュームに身をまとっており、実際に街でも同じ格好をしています。ヴィジュアル系バンドには、その傾向はあまり見受けられません。でも、髪型から彼等を見分ける事が出来ます。髪はいつもとてもフラットで、ほとんど同一のカットと色をしています。だから、衣装と化粧が無くても、鍛えられた眼には誰か判るのです。
TM Revolutionも尊敬しています。「HEY! HEY! HEY!」で松ちゃんと浜ちゃんに対抗した唯一の奴です。時々、彼等は本当に意地悪で、テレビで泣かされて人も見たことがあります。でも、TMはいじれないように素早く対応しています。クールです。超かっこいい。