ジャケ買い
これまでの方法は比較的無難な正攻法ですが、それだけでは見逃してしまうものも多いです。ここでは、ジャケ買いを曲のタイトル、タイトルに使っているロゴ、グループ名、ジャケのカヴァー・アート(アーティストの写真がある場合、その髪型と服装)で「多分テクノだろう」推測して買うことをさします。
これは、テクノ歌謡だけでなく、海外も含めてのテクノポップのマイナー系を買う場合の高度テクニックです。ですから、はずす事も多々有ります。では、具体例を幾つか。伊藤さやかの『オ・ネ・ガ・イ スーパーコンピューター』、奥田圭子の『プラスティック』(氷室京介作曲・布袋寅泰編曲)はタイトル買い。
フィーバーの『デジタラブ』は言うまでも有りませんが、榊みちこの『スパイラル・ワールド』、フルーツ・パラダイスの『そっとALARM』(写真左)はデジタル・フォントなロゴ買い。石坂智子の『デジタル・ナイト・ライラバイ』は、テクノ歌謡とするのはちょっときつい。富沢聖子の『25時の涙』のデジタルなロゴには騙された!
RIKAの『ようこそシネマハウスへ』(写真右のロシア構成主義ジャケ;『ムーンライダーズのイイ仕事!』にも収録予定)、ヴァリエテの『甘い生活』(メンバーの一人は86年だというのに激テクノカット!単にまことちゃんが好きなだけ?)はカヴァー・アート買い。亜蘭知子の『浮遊空間』はカヴァー・アート+ロゴ買い。CP-02の『no no baby』やパナシストの『星空のパナシスト』はカヴァー・アート+グループ名買い。
多くのテクノ歌謡を紹介した『テクノ歌謡マニアクス』片手に、中古レコード店を訪れてみてください。POP ACADEMYでも、かなりのコレクションを紹介していますが、まだまだ隠れたテクノ歌謡はあります。皆さんも誰も知らないテクノ歌謡を発見されたら、掲示板にてぜひご報告ください。
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