――ミニアルバム『はなうたち。』(写真右:どうして“ 。”なんでしょう?)は珠玉の名曲カヴァー集ですが、北原白秋・作詞の曲を2曲取り上げられていますが、北原白秋さんのファンなのでしょうか?
どうして“ 。”だったのでしょうね~? なんかかわいらしかったから、というのもあったから、かわいい曲たちだ、って言う事をあらわしたかったのかも。忘れてしまいました。当時「モーニング娘。」が出始めで、スタッフに似てるからヤメようよ~、って言われた記憶がありますね。北原白秋さんの特別なファンというわけではなくて。誰が作曲したか、っていうことにはあんまりこだわっていません。本当に自分が好きな曲、歌っていて気持ちがいい曲をセレクトしたので。
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――ニュー・アルバム『アカリ』、お世辞抜きで素晴らしい出来だと思います。とても元気になる「幸せのかたち」と意外性のある曲展開が楽しい「願い」等は、聴いてすぐ好きになりました。ご自身も含めて今回5人のアレンジャーの登用に至った理由について、とても興味があります。
ありがとうございます。今回はなかなか濃くて、長く聞けるものができたな、と思っています。熊原さんは『はちみつ』の時にやってもらった縁がありますが、一昨年のハイポジの『4n5』のアレンジが特にすばらしくて、それで「ハイポジみたいにして!」ってミーハーなお願いしちゃいました。ZAKさんのミックスと絡んですごいかっこよくなりました。
あと吉澤さんはスクーデリアのイメージが強いかも知れないですけど、かつて嶺川貴子さんのアルバムをやっていて。『風の谷のナウシカ』とかすばらしかったんですよ。でも出来て来たものはすごいアバンギャルドでカッコよかった。いい意味で裏切ってくれました。
上野さんはZABADAKももちろんですが最近のマーシュマロウとかも大好きで、生楽器の中心の曲をぜひ!と思ったので。この曲だけやっぱり音は別格だと思います。すごく音自体がいいですね。あと田尻君は、もうユカサウンドには欠かせなかったし、実際お願いしてみたら、ばっちり、期待通りのものを持ってきてくれました。ありがたいです。という感じで、非常に贅沢に、自分が大好きなアレンジャーさんたちにやってもらっているアルバムですね。
――矢野顕子、小川美潮、遊佐未森さん(特に80年代における)と言った歌姫の系譜を村上ユカさんは引き継がれているような気がします。ハイテクな有機栽培野菜とか箱庭のような。でも、どこか懐かしいレトロな香り。和みます。好きな又は影響を受けた女性ヴォーカリストは?
特に上記に挙げたアーティストさんたちは今は意識はしてないです。自分は自分ですから。でも自分が多感な時期だった、というのもあって、80年代の音楽が自分の中で一番ここちよいですね。だからそういう部分が自然に出るのかも。上に挙げられた方々にももちろん影響を受けましたし、あとはEPOさんとか、最近一番好きでリスペクトしているのは新居昭乃さんです。
――好きなアイドルがいれば、教えてくださーい。男性でも女性でも。
んーいないです。昔は断然マッチ派でした(笑)。
(ありがとうございました)
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