更新型の医療保険は、保障が小さく(保障期間が短い)、掛捨て(例外もあり)の為、支払う保険料が安いという特徴があります。しかも、更新時に健康状態が良くなくても更新可能なので、保険料を抑えたい人にとても人気があります。しかし、年齢によっては更新後の保険料が高額になることもあり、更新型の医療保険が最適なのかどうか悩んでいる人もいるようです。
そこで、更新型の医療保険の特徴や、保障の見直しのする際のポイントをまとめてみました。
更新型の医療保険は更新の度に保険料が変わる!
更新型は更新ごとに保険料が変わるんだ
更新型の医療保険は、保障期間が10年のように一定期間で定まっていて、期間が満了した時には、そこからまた同じ期間の同じ医療保険に更新できるようになっています。例えば、30歳で保障期間10年の更新型医療保険に加入すると、40歳の時に更新し、以後50歳、60歳と10年ごとに更新していくことが可能です。では何歳まで更新していけるのか?これは保険会社や共済によって異なり、80歳までや90歳までとしているところが多いようです。
更新型の場合、一般的に更新時の健康状態の良し悪しを問いませんが、支払う保険料は、更新時の年齢で決まるため、ほとんどの場合、今まで支払っていた保険料と比べて高くなります。年齢による保険料の推移は医療保険は定期と終身どっちがいい?で例を挙げています。
更新型の医療保険はリスクに見合った保険料
保険会社が医療保険の保険料を決める時、年齢や性別によって入院や手術をする確率を細かく計算して決めていきます。年齢で言えば、例えば30歳代と60歳代では当然60歳代の方が入院も手術もする確率が高く、保険会社が支払う給付金も多くなると想定できます。その為、保険会社は30歳代よりも60歳代の保険料を高めに設定して、バランスを保つようにしています。更新型ではこの基本的な仕組みがわかりやすく反映されるので、更新ごとに保険料が変わっていきます。厳密に言えば30歳と39歳でも確率は異なりますが、あまり細かく設定すると加入者が混乱する恐れもあるので、更新するまでの保険期間中は保険料を一定としています。
保障期間が終身や80歳までのような長期間の医療保険では、年齢によるリスク度合いは異なるものの、それを見越して最初から最後まで支払う保険料を一定にしています。つまり、若い頃は将来の保険料をある程度前倒しで支払っているとも言えます。
更新型の医療保険は得なのか?損なのか?
どの医療保険を選ぶか判断する際に、保障内容が希望している内容であることと共に、支払う保険料を少しでも抑えたいのは誰しもが思うところです。
では、更新型の医療保険は他の終身や全期型の医療保険と比べて、保険料は割安なのでしょうか?それとも割高なのでしょうか?
結論を言いますと、割安にも割高にもなります。その分かれ目は2点あり、まず1点は新たに医療保険を加入する際、希望している保障内容の医療保険が複数あれば、割安な医療保険を選択することが重要になってきます。入院や手術を保障する医療保険や共済は何十種類もあるので、納得がいくまで比較してみると良いでしょう。そして、もう1点は加入した医療保険を終えるタイミングが大事になります。
終えるタイミングとはどういうことなのか次のページで解説します。