10作品すべてがオリジナルUK盤仕様で
今回紙ジャケで再発されるのは、1stアルバムの『レッド・ツェッペリン』から、ドラマー、ジョン・ボーナムの死後発売された最後の『CODA(最終楽章)』までの10作品。つまり、レッド・ツェッペリンが活動中に発表したすべてのアルバムが、高音質といわれるSHM-CD採用の紙ジャケ仕様となって発売されることになる。
昨年のアトランティックレコードのイベントでの復活ライヴや、つい先日の北京オリンピック閉会式のジミー・ペイジのパフォーマンスなどが記憶に新しいツェッペリンだが、オリジナル・メンバーでの活動を終えたのは1980年。CDが登場する前に活動を停止しているから、当時はもちろんすべてアナログのLPで作品を発表している。そしてどの作品のジャケットも、かなり凝った作りになっていた。今回の再発では、その凝ったLPのジャケットを忠実に再現した仕様、いわば究極の紙ジャケになっているのが特徴だ。
UK盤初回プレス“ターコイズブルー・ジャケット”を忠実に再現した1st『レッド・ツェッペリン』 |
その他、「胸いっぱいの愛を」、「ハートブレイカー」、ジョン・ボーナムが素手で叩いたドラムソロで有名な「モビー・ディック」などを収録した『レッド・ツェッペリンII』、「移民の歌」、「貴方を愛し続けて」収録の『レッド・ツェッペリンIII』、「ブラック・ドッグ」、「ロックンロール」、「天国への階段」などで最大のヒットアルバムとなった『IV』もこれと同様で、発売当時のレーベルやオビが完全に再現されたものになっている。