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東京来襲!スキマノザラシ(2ページ目)

スキマノザラシの素晴らしいLIVEパフォーマンスが東京で見られるという事が“特別な事”では無くなりつつある今日この頃。今回は、その部分を強力にバックアップする男、曼荼羅株式会社 藤崎博治氏に話を聞いた。

執筆者:常木 晴亮

スキマノザラシが最高だ!

ガイド:
僕は自分がスキマノザラシ業界サポーター“一番乗り”の会員番号1番だと思っていたんです。でも京都に行ったらAKIRAさんとかmelmoちゃん、磔磔水島さん※なんて人達がいて一気に4番以下になっちゃって(笑)。1番じゃなきゃ10も100も同じだから、気を取り直して“関東で1番”だと思うことにして。そうしたら今度は藤崎さんご夫妻が現れて一気に3番になっちゃったんです。

※ AKIRAさんとかmelmoちゃん、磔磔水島さん
前から順に、素晴らしい写真でスキマノザラシの世界を表現するカメラマン、フライヤーで無骨なスキマノザラシの世界に色を挿すデザイナー、言わずもがなのLIVEハウス 京都 磔磔 のボス


藤崎さんはどの位古いかというとSHAKIN EASYを見てるんですよね。どんなバンドでした?

藤崎博治
曼荼羅株式会社 producer 藤崎博治
この記事だけ読むと厳しいだけの人のように思われるかもしれませんが、時折自分の発言に照れたりする、とても“チャーミング”な男であったことを特記しておきます
藤崎博治(以下 藤崎):
(今と)そんなに変わってないよね。

ガイド:
SHAKIN EASYの楽曲でスキマノザラシで演っているものはあるんですか?

ミズカミ (Vo.):
「トネリコ」。

ガイド:
「トネリコ」?

ミズカミ:
「トネリコ」。

藤崎:
「トネリコ」ね。他にもイイ歌が結構あるのよ。ほら「ガラスのウサギ~♪」ってヤツ。

ミズカミ:
「赤い眼をして♪」

藤崎:
「ローラーコースター」も好きだったな。

ガイド:
いいなぁ。羨ましいなぁ。それ何年前の話ですか?

藤崎:
13?、15年位前か。あの頃はね、大阪や名古屋、京都辺りからバンドが沢山来てたのよ。ぱっと思い出すだけでもEASY WAKERS、フラワーカンパニーズ、チキンダンサーズ……。

ガイド:
15年前!……その頃藤崎さんは今程偉くなかった訳でしょ?

ミズカミ:
曼荼羅の店長。で、俺たちに「こんな店壊しちゃえ!」って。訳わかんねえ(笑)

ガイド:
(笑)それでは藤崎さん、簡単なご経歴を教えてください。

藤崎:
僕?僕はMANDARAでもう25年です。二十歳(はたち)からだから。田舎から出てきてね、バンドやりたくて。でも出来なくって、じゃあLIVEハウスでバイトでもしようかって。それが始まり。

ガイド:
系列店のどこに行ってもスキマノザラシのフライヤーが貼ってあって。社内的にも社外的にも大丈夫なんですか?趣味全開って揶揄されたりしませんか?

藤崎:
いや、LIVEハウスなんてものは基本的に“好き”じゃないと出来ないから。俺ねぇ、LIVEハウス行くと受付の子に訊くんですよ「オススメは何?」って。そうすると最近多いのは「お客さんのご趣味は何ですか?」っていう答えね。そうじゃないでしょ!って。そこで「僕が、私が、今一番好きなのはこれです!」って言える人が受付にいる、そういう店が良い店よ。そうあるべきだと思うし。

だから俺はスキマノザラシをど~んと出しておいてね、「スキマノザラシが最高だ!」って言うんです。

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