「島唄」その魅力の秘密
V.A. 『すべての人の心に花を』 喜納昌吉のオリジナルは勿論、おおたか静流、SANDII他によるカヴァー・ヴァージョンを集めたコンピレーション。この企画、「島唄」版を作ったら何枚組になるのでしょう? |
喜納昌吉の「すべての人の心に花を」、森山良子の「さとうきび畑」等、沖縄という土地が持つ重い歴史を歌詞に託した名曲は他にもあります。その中でなぜ「島唄」がこんなに世界各国で歌われるようになったのか。
私見ですが、それは曲のアレンジによるところが大きいと思っています。特に最後の大サビ、歌詞が無くなりラーラーラーというリフレインが徐々にテンポ・アップしていくところ。ここがどの国の人にも大きなカタルシスを与えるのではないでしょうか。
この部分に歌詞が無いので言葉を知らなくても一緒に歌え、参加する事が出来る。ここが、この曲を他と違うものにしている大きな魅力であり、さらにこのアレンジは宮沢和史がポップなロック・バンドとしてスタートしたTHE BOOMのメイン・コンポーザーであったからこそ誕生した、と思えてならないのです。
※【三線(さんしん)】
沖縄の三味線。ボディに張ったニシキヘビ皮の効果か、奏法の違いか、本土でいう(津軽)三味線よりやさしい音色で鳴るのが魅力。沖縄音楽の必需品です。
【All About内関連リンク/記事】
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「島歌」を聴いて沖縄に興味を持ったらまずはココ。ガイドを務めるのは沖縄在住鈴木雅子氏です。 - All About テクノポップ 「音楽世界旅行~Part 5 島唄~オキナワンポップ」
元ちとせから琉球アンダーグラウンドまでテクノポップ・ガイドならではの切り口のディスク紹介が楽しい記事です(2002年7月)。
- five-d.co.jp
宮沢和史、THE BOOM他所属の音楽プロダクション、five-dのホームページ。所属アーティストへの半端ではない愛情のかけ方に頭が下がります。 - うたまっぷ
「島歌」、「すべての人の心に花を」、「さとうきび畑」他の歌詞がチェックできます。 - 「iTunes Music Store、宮沢和史氏の未発表楽曲を世界20カ国に同時配信」(INTERNET Watch)
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