人気の懸賞賞品の1つ「図書券」が入手できなくなるかも
読書の秋ですが、懸賞の景品としても人気のある図書券が入手できなくなる日が来るかもしれません。私のネット懸賞開始のきっかけの一つに図書券ゲットがあるのですが、懸賞賞品として根強い人気の図書券(全国共通図書券)の販売が、平成15年11月に山陰地方(鳥取県、島根県)で販売を終了。
本年平成16年8月末日をもって、東北地区:秋田県・岩手県・宮城県・山形県・福島県、中国地区:岡山県・広島県・山口県、四国地区:愛媛県・香川県でも販売が終了となりました。
(上記以外の地区では図書券の販売が継続して行われていますし、お手持ちの図書券は今後もご利用いただけますのでご安心ください。現在皆様がお手持ちの図書券や今後他府県で発行される図書券は、今後も期限無く、全加盟店で利用できます。また、すでに普及している図書カードに全面的に移行していくので、図書券をよく利用されている皆さまには特に支障がないものと思います。驚かせてスミマセン)
図書券販売停止理由
今回の図書券販売停止決定の理由は、やはり時代の流れというか、管理のオンライン化に伴う合理化によるところが大きいようです。図書券流通の仕組みを簡単に紹介しますと、使われた図書券は、書店が枚数を確認して出版取次会社に渡るそうです。
そしてここで再び数えられて、発行会社の日本図書普及株式会社に届けられます。
同社では全券の記号番号を読み取った後、断裁してリサイクルに回す。
これが毎年1億枚以上について繰り返されているようです。
その点図書カードは、磁気で管理されているため、すでに全国の大部分の書店に設置された読み取り機に入れると同時に使用金額が電話回線で同社に送られる仕組みとなっているため、在庫管理が格段に合理化されるというものです。
図書券の変遷
○図書券の歴史を見てみると、昭和34年の日本図書普及株式会社の創立とともにあるといっても過言でないと思います。昭和35年12月:大蔵省(当時)から全国共通図書券の発行認可が下り、加盟店数3,297店で図書券の発売を開始しました。
券種は300円、500円、1,000円の3券種で、額面20円の小口切離し券綴り込み方式となっていました。
昭和42年10月:券種を100円券と500円券の2種類に。
(形態は綴り込みの二つ折り方式に。)
有効期限を無期限に。
併せて、「全国共通図書券」を商標登録したのもこの年です。
昭和59年 3月:日本書店組合連合会(当時)主催の「春の読書くじ」に協賛開始。
昭和59年10月:日本書店組合連合会(当時)主催の「読書週間書店くじ」にも協賛開始。
○図書カードの発行開始
平成2年 9月:「図書カードテスト版」を首都圏で発行開始。
平成2年12月:「全国共通図書カード」の発行開始。
カード読取り機設置店全国1,600店でスタート。
(一般カード券種は3,000円と5,000円の2種。広告カードは500円と1,000円。)
平成7年 4月:図書券100円券の発行が終了し、それ以降は500円券一種類となりました。
図書券・図書カードの歴史等は、図書カード・ドット・コム(日本図書普及株式会社)ホームページの「会社情報」の中にある「会社のあゆみ」から引用させていただきました。
読書の秋におすすめの懸賞情報
○日本図書普及株式会社の「図書カード・ドット・コム」ホームページには、『今月のクイズ』コーナーがあります。○日本書店商業組合連合会「本屋さんへ行こう!」ホームページでは、特等賞は、フランス8日間の旅が当たる2004年読書週間「書店くじ」が10月27日から11月9日の読書週間期間中開催されます。
今回の記事で紹介させていただいたサイト
図書カード・ドット・コム(日本図書普及株式会社)ホームページhttp://www.toshocard.com/
日本書店商業組合連合会「本屋さんへ行こう!」ホームページ
http://www.n-shoten.jp/
図書券が当たる懸賞情報は、次のページです。ぜひご覧ください!!