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秋G1コラム 第二回 <秋華賞> 秋華賞の勝ち馬を桜と樫から導く

10/17(日)新重賞となって9年目の秋華賞。牝馬3冠の最後となるG1は、どこかで桜や樫と連動しているはず。それを立証すべく過去8年を洗い直してみました。(ph by 大吟醸)

執筆者:十時 龍一

その昔の『エリザベス女王杯』が『秋華賞』となって9年目。
そろそろ傾向と対策が見えてきてもいい頃ではないだろうか。
そんな思いから牝馬3冠における連動性を検証してみると・・?



牝馬クラシック第一弾、桜花賞のゴール前
ph by Nフィッシュ(ありりんのI LOVE HORSE ☆)

秋華賞、波乱と平穏が入り乱れる歴史


過去8年の連対馬から導かれる答・・とりあえず、データを見てみよう。


※赤=牝馬3冠すべて連対、青=牝馬3冠ふたつ連対


秋華賞といえば1999年と2000年の印象が過激なゆえ、常に超大荒れなレースという印象が強いのである。実を言うと、私もそのような思い込みをしていたわけで、昨年は見事にそのワナにハマってしまった。しかし、過去のデータを洗い直してみると半分の4年は平穏に決着しているわけで、キチンと把握しておかねばならない。さらに、平穏に終わったケースを検証してみると共通項が見えてくる。それは・・

桜花賞3番人気以内の勝ち馬が、秋華賞でもれなく連対!

メジロドーベル(1997年)が桜花賞を勝っていれば“もれなく連対している”の部分が“もれなく勝利している”となりパーフェクトだったが、キョウエイマーチとの入れ替りの着順であり、2頭が抜けていたということで大丈夫だろう。つまり、牝馬3冠の秋華賞と関連が深いのは桜花賞であり、オークスとの連動性は薄いと言える。なにゆえそーなのかは断言できないが、旧エリザベス女王杯(2400m)の頃よりは時期的なことの影響が大きく、距離適性の優劣が少ないことは間違いなさそうだ。

ということは・・
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