厳選! ベルリンの観光スポット
ベルリンの壁崩壊20年記念イベント会場。写真は壁跡地に立てられたドミノ
数奇な運命を辿ってきたベルリンは、その分見どころも満載。初めての観光では、4つの角度からアプローチしてみるのがオススメ。先ずはベルリンの壁にまつわるスポット、続いて再統一後に建設された現代建築群、さらにプロイセン王国時代の優雅な名跡と、王家のコレクションをベースに発展した世界有数の博物館群。この4つのカテゴリーに沿って、主な観光スポットの一部をこれから巡ってみましょう。
東西分断と再統一の歴史スポット
第二次世界大戦後、ドイツは戦勝4ヶ国によって分割占領されました。ベルリンが位置する東ドイツはソ連に属していましたが、首都ベルリンだけは例外で、米英仏が西ベルリンを、ソ連が東ベルリンを占領します。やがて東西ドイツがそれぞれ異なる国家として独立すると、資本主義の西ベルリンは、社会主義国に浮かぶ陸の孤島に……。ソ連にとっては目の上のコブだった西ベルリンは、1961年に突如として壁で包囲されます。その目的は、東ドイツから西への亡命を阻止するため。ベルリンの壁の悲劇は1989年まで続きます。ベルリン観光の最大のハイライトは、何と言っても壁の建設から崩壊までの激動の歴史を訪ねること。今では分断時代の爪あとはほとんど残されていませんが、歴史の舞台となったスポットで、激動の現代史に思いを馳せてみるのはいかがでしょう。
ブランデンブルク門
夜のブランデンブルク門はロマンチック
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■Brandenburter Tor(ブランデンブルガートーア)
住所:Pariser Platz
アクセス:バス100番ライヒスターク/ブンデスターク(Reichstag/Bundestag)から250m
チェックポイント・チャーリーと壁博物館
チェックポイント・チャーリー。なんちゃって米兵さんとの記念撮影サービスもあり
壁博物館
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■Checkpoint Chalie(チェックポイント・チャーリー)
住所:Friedrichstrasse 43付近
アクセス:地下鉄6号線コッホシュトラーセ(Kochstrasse)から100m
アレクサンダー広場
アレクサンダー広場の世界時計
テレビ塔がアレクサンダー広場の目印
アレクサンダー広場は旧東ベルリンの中心地だった場所で、周辺には社会主義時代のビル群も残されています。鉄道駅を挟んでテレビ塔の反対側には、やはり旧東ドイツ時代の世界時計が立っています。この世界時計とテレビ塔が一緒にファインダーに納まったら、そこがアレクサンダー広場では絶好の記念撮影スポット。テレビ塔には展望台と、回転しながらベルリンの風景を360度楽しませてくれる展望レストランもありますよ。
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■Alexander Platz(アレクサンダープラッツ)
アクセス:バス100番終点アレクサンダープラッツ(Alexander Platz)