恐怖の殺人鬼『イット』
ピエロ好きな人にはショックな『イット』 |
監督は『新トワイライト・ゾーン』で3話監督を務め、テレビ映画『ジョーズ 恐怖12日間』(2004)や映画『ヴァンパイア/黒の十字架』(2002)の脚本なども手がけているトミー・ウォーレス。
『イット』の舞台はアメリカ・メイン州にある田舎町。子供が残虐他殺死体で見つかるところから物語はスタートします。
この事件を知り、30年前の殺人事件とオーバーラップさせた7人がいました。12歳の頃、仲間の弟を殺した恐ろしいイット(it)が、自分達が制裁しこの世から消したはずのイットが蘇ってしまったと確信した7人は愕然としつつも強い決心をします。
このドラマは12歳だった7人の回想シーンが、とてもよいタイミングで入れられているため主人公たちに感情移入することがスムーズにできます。
全体的なストーリーラインも丁寧で、原作に忠実なドラマを作ったなと感じることができます。また、この作品はエミー賞ミニシリーズ部門の作曲賞を受賞しており、バックに流れる音楽もドラマをもりあげてくれる要素の一つとして楽しめます。
前半は、とにかく恐怖の連続で手に汗握ること間違いなしです。
ドラマを見終わった後に原作を読んでみると、二重に楽しめます。
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