若きブラット・ピットもチョイ役で出演してます『21Jump Street』でブレイクしたジョニー・デップ映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)でオスカーにノミネートされハリウッド一流スターの座を確実なものとしたジョニー・デップ。1963年6月9日、ケンタッキー州で生まれフロリダで育った彼は、15歳の時両親が離婚したのをきっかけに学校をドロップアウト。ロックミュージシャンを目指してガレージバンドなどで活動するものの、メイク・アップ・アーティストのロリ・アン・アリソンと結婚をしたのを期に、会社に勤めるセールスマンになりました。しかし、ロリから引き合わされた俳優ニコラス・ケイジに俳優になることを薦められて、俳優を目指すようになり1984年『エルム街の悪夢』で映画デビューを果たします。その後、1987年から1991年まで続いたドラマ『21Jump Street』に出演して、ドラマも彼もブレイクしたのでした。最初、ジョニーはテレビドラマよりも映画に出演することを強く希望しており、このドラマに出演することはあまり乗り気ではありませんでした。でも、契約金とフレデリック・フォレストと共演できることに魅力を感じて契約書にサインしたそうです。6年契約だったのですが、１シーズンでどうせ番組はなくなるだろう、とも考えていたのだとか。しかし、ドラマは大ヒットし、テレビドラマの仕事に魅力を感じたジョニーは、シーズン３になると映画のオファーを断るようになったのでした。その後、鬼才ティム・バートン監督・製作・原案の映画『シザーハンズ』（1990）に出演してこれまでのイメージを崩し、アル・パチーノ主演の映画『フェイク』（1997）ではFBIエイジェントを、翌年公開された映画『ラスベガスをやっつけろ』(1998)では麻薬中毒者を演じるなど、どんな役でもこなせる幅広い役者として注目されるようになりました。そして、その後の活躍はみなさんご存知の通りです。私生活では『ツイン・ピークス』（米ABC：1990～1991)のシェリリン・フェン、モデルのケイト・モス、映画『ダーティ・ダンシング』(1987)のジェニファー・グレイ、ハリウッド女優ウィノナ・ライダーと婚約するものの全て破局。一時期はかなり荒れており、ロスで経営していたクラブ「The Viper Room」で麻薬を密売していた疑いをかけられたり、クラブの外であのリバー・フェニックスが麻薬過量摂取により死亡したりしたこともありました。他にも、ニューヨークのホテルで暴れて器物損害の罪に問われたり、ロンドンでパパラッチに暴行を加えたりと、本当に荒れていました。しかし、フランス人歌手で女優のヴァネッサ・パラディ（シャネルの特大香水CoCoを抱いている広告でも有名）と交際し、彼女が1999年に長女を出産してからは人が変わったように落ち着き、彼女の両親と話をしたいからとフランス語を猛勉強するなどしています。2002年には長男が生まれましたが、二人は結婚という形にはこだわっておらず未婚のままです。『21Jump Street』は、米FOXチャンネルで1987年から1991年もの間、シーズン５まで続いた大ヒットドラマ。若き特別私服警官たちが、高校や大学にもぐりこみ、学生生活を送りながら未成年犯罪者を検挙するというストーリーでしたが、最後の方は彼らの私生活にフォーカスが当てられるようになりました。ジョニーは、このドラマでトミー・ハンソン役を演じ、全米の女の子たちのハートを射止めたのです。このドラマには未来の大物スターもちょい役で出演していることでも注目できると言えるでしょう。シーズン２第20話「Best years of your Life」には、ピーターという役でブラッド・ピットが、シーズン３第17話「Blinded by the Thousand Points of Light」には、モーリーという役でブリジット・フォンダが出ています。日本でも『ハイスクール・コップ』『ロックド・アウト』というタイトルで『21 Jump Street』のビデオが出ていますが、レンタル屋さんで見つけるのはかなり困難だそう。ちなみに、アマゾンではリージョン１の輸入版が購入可能です。ただ、このドラマ当時見ていた時は、自分もティーンだったこともありかなりカッコよくて憧れていたものの、今見ると大分時代遅れと感じるかもしれません。次はオルセン姉妹です！次ページへ＞＞前のページへ1234次のページへ
