AVシアターにもネット接続は必須の時代!
大手メーカーのテレビに標準的に搭載されるようになった「アクトビラ」は、インターネットに接続して、各種情報を入手することが可能。製品によっては、ハイビジョン動画配信も利用できます。
例えば、パナソニックの薄型テレビ「ビエラ」では、20インチクラスから、動画配信「アクトビラ・ビデオ」に対応するほど、裾野は広がっているのです。
さらに新しい事例としては、シャープの液晶テレビ「AQUOS」に搭載され始めた「Yahoo! JAPAN for AQUOS」も注目されています。キーボードやマウスが無くてもYahoo検索が快適にできるように作られていて、この機能を活用できれば、わざわざPCを起動する手間無く、テレビで手軽にネットサーフィンが楽しめます。
他にも、最新のレコーダーなら、屋内映像配信が可能なDLNAに対応した製品が多くなっていて、リビングのレコーダーに録画した映像を、寝室のDLNA対応テレビからLAN経由で視聴するといった芸当も身近になっているのです。
せっかく購入した最新のテレビや、レコーダーの機能をフルに活用する為にも、インターネット接続およびLAN接続を実践しましょう!!
「ネット」に繋がらないAV機器
最新AV機器に「ネット」はもはや必須であると述べましたが、実際にAV機器をネットに接続しているユーザーは少ないようです。筆者鴻池がユーザー宅を訪問した経験から、接続率が低いのは、以下のような理由からのようです。
- ADSLやFTTHなど、インターネット接続モデムを設置している場所と、AV機器を設置しているリビングやシアタールームが離れていて、LANケーブルを引き回すのが困難。 部屋をまたぐと、壁やドアが邪魔で絶望的。
- AV機器には、有線LANポートしか無い。 無線LANを利用するには、無線→有線LANに変換する、イーサーネットコンバーターがあれば良いが、無線ルーターやアクセスポイントの設定にはパソコンが必要で、さらに、セキュリティーの設定が難しい(設定をネット接続業者にを依頼したユーザーの場合、さらに難易度が高い)。
筆者鴻池の考えですが、LANは柔軟性が高く、パソコンユーザーには便利な反面、つなげば使えるテレビやレコーダーなどの家電とは発想が異なり、家電ユーザーには「使えない」のが実情と考えています。