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エミー賞授賞作品・俳優紹介~コメディ・シリーズ部門~(2ページ目)

アメリカTV界最大のイベントでアメリカ東部時間9月18日にThe Shrine Auditoriumで行われた「第57回エミー賞」のコメディ・シリーズ受賞作品・俳優を詳しくご紹介致します!

執筆者:堀川 樹里

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精神的に不安定で休職中の刑事役を見事に演じた『名探偵モンク』のトニー・シャローブが見事主演男優賞を授賞。

作品賞 『Hey!レイモンド』(CBS)

『Hey!レイモンド』のオリジナルのタイトルは『Everybody Loves Raymond』。直訳すると「みんなレイモンドが大好き!」となりますが、今回のエミーではタイトル通りドラマがみなに愛されていたことを証明する結果となりました。

1996年にスタートした『Hey!レイモンド』は、平凡な中年男性が近所にすむ年老いた両親やトラブルメイカーの兄に悩まされるという話を中心に展開する典型的なコメディドラマです。奥さんとのやり取りも絶妙でアメリカ国民から大きな共感を得てきました。

これまでにもエミー賞の各分野で数多く授賞しており、作品賞はこれで3回目の受賞となります。『となりのサインフェルド』系のシットコムで、アメリカでは爆発的にヒットし誰もが知っている国民的ドラマとなったのです。残念ながらドラマは多くの視聴者に惜しまれながら今年で終了してしまったのですが、アメリカでは今なお再放送が放送されています。

トラブルメイカーの兄役を演じたブラッド・ギャレット(今回助演男優賞を授賞!)は「自分がスピンオフ(『Hey!レイモンド』の後釜となる新ドラマシリーズ。『フレンズ』の後にスタートした『ジョーイ』などがそうです)をやりたい!」と叫んでいましたが、実現するでしょうか!?

『Hey!レイモンド』は、日本でもスカイパーフェクTV!チャンネルほかで放送しているLaLa TVでも放送しています。

主演男優賞 トニー・シャローブ 『名探偵モンク』(USA)

2003年に授賞した主演男優賞を再び手に入れたトニー・シャローブは1953年10月9日生まれ。彼の両親は宗教的迫害にあいレバノンからアメリカに移民し、トニーはウィスコンシン州で生まれています。

いとこにシカゴで有名なラジオDJのジョナサン・ブラントマイヤがおり、エンターテイメントは常に身近に感じていたトニーは、 サザン・メイン大学で演劇を専攻。卒業後あのエール大学でも演劇を学んでいます。

ドラマの他には映画『スパイキッズ』シリーズなどに出演。現在は映画を中心に活躍しています。

また、トニーは俳優業のほかに、義妹出演の映画『Made-Up』(2002)で監督デビューを果たすなど多彩な才能の持ち主なのです。

私生活では1992年に女優のブルック・アダムズと結婚。結婚前にブルックが養子に迎えていた子供のほかに夫婦の間でも一人子供を儲けており、良き父親ぶりを発揮しているそうです。

主演女優賞 フェリシティ・ハフマン 『デスパレートな妻たち』(ABC)

4人いる『デス妻』中でも最もアメリカ人女性の共感を呼ぶキャラクターを見事に演じているフェリシティは、1962年12月9日生まれ。7人姉妹の末っ子としてノビノビと育ちました。

権威あるミシガン州のインターローシェン芸術学院で演劇を学んだ後、ニューヨーク大学で学士を取得するなど才女としても有名な女優さんです。

舞台女優として活躍し、人気ドラマ『そりゃないぜ!?フレイジャー』にゲスト出演するなど、女優歴は長く彼女の演技力には定評があります。

私生活では『ER 緊急救命室』でモーガン・スターン医師を演じたウィリアム・H・メイシーと1997年に結婚。長年の交際を経て結婚したおしどり夫婦として知られています。2000年には長女を、2002年には次女を出産しており2児の母親でもあるのです。

次は「助演男優賞」「助演女優賞」「ゲスト男優賞」「ゲスト女優賞」受賞者です 次ページへ>>
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