 |
| 典型的な郊外にあるWisteria Lane通りに住む主婦達の物語（写真はイメージです） |
Housewivesは主婦。ではDesperateとは？？
このドラマは、タイトルにもある通り主婦が主人公です。ドラマは、郊外の住宅街に住む何の悩みもなさそうだったメアリー・アリス・ヤングという専業主婦が自殺した、というところからスタートします。近所に住む故人とは仲が良かった4人の主婦たちは、メアリーが何故自殺をしたのかその謎に迫ろうとするのですが、実は彼女達もそれぞれ問題を抱えていたのです。
ライネット・スカボは、仕事をバリバリこなしていた元キャリアウーマン。4歳の子供を筆頭に4人の子供がいます。子供たちは言う事をきかず、生意気盛りで彼女の悩みの種。食事時ともなると食べ物を投げあい、ライネットは母親としてコントロールする力を完全に失っており、その上退屈すぎる主婦業にうんざんしている日々を送っています。夫は避妊をするのを好まないため、いつまた妊娠するかとビクビクしており、決して変わることのない現実に諦めに似た気持ちを抱いているのです。
スーザン・メイヤーは、シングルウーマン。14歳になる娘のジュリーとは友達のような関係で、恋愛に関してもアドバイスを貰っているほど。うじうじしているスーザンを娘がけしかけるシーンも多く、少々娘に依存気味でもあります。愛に飢えており、近所に越してきたマイク・デルフィーノとどうにかして付き合いたいと願っているのですが、ライバルのバツ１女性から横槍が入ったりして、上手くいきそうでいかない現状にジレンマを感じています。
ガブリエル・ソリスは、元モデルで完璧なボディーと美貌の持ち主。夫はお金持ちで何不自由ない生活を送っているものの、物足りなく感じています。10代の学生でもある庭師と浮気をしており、彼に対しては情熱的に接しています。夫が買ってくれたスポーツカーよりも、愛人がくれた1輪のバラの花の方が、ずっと大切に嬉しく思う自分に愕然とするものの、離婚には踏み出そうとはしません。
ブレー・ヴァン・デ・カンプは、超完璧な専業主婦。病的なほど家事を完璧にこなすことに執着する彼女を、子供たちは鬱陶しく思っており、夫からも息が詰まるから離婚したいと言われています。夫婦でマリッジ・カウンセリングに通っているものの、効果はみられません。体裁が悪いからカウンセリングに通っていることを伏せてくれと夫に頼むなど、家族は崩壊しているというのに、最高の家族を演じたがるなど、心に大きな傷を持っている女性でもあります。
タイトルにあるDesperateは、この4人の主婦達が感じていることを表している単語です。
ライネットは「やけっぱち」という意味のDesperate、スザーンは「ほしくてたまらない」という意味のDesperate、ガブリエルは「向こう見ずの」という意味のDesperate、ブレーは「気違いじみた」という意味のDesperate。そして、皆「必死＝Desperate」になって生きているのです。
主演女優たちはどんな女性？？？次ページへ＞＞
