ジェームズ・マカヴォイの素顔はラーメン好きで記憶喪失気味の好青年
2008年9月20日、日劇1ほか全国ロードショー(c) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED |
ラーメンが好きで、昨日も食べたと言うジェームズは日本の印象を「すべてが大きくて圧倒された」そうです。文学作品の映画化作品に出演することが多かったジェームズですが、エンターテイメント作品を演じることについて、
「起きていることを観客が信じられる演技をするために、心理的にも、感情的にもエネルギーをささげる必要があり、コミットメント(関与)の度合いが深い」と言っていました。
文学作品のようなストレートな作品のほうがやりやすいそうです。今回は、頭も痛かったし、体も痛かった。こんな大変な映画は初めてだったとアクション初挑戦の印象を語ってくれました。
撮影中のエピソードを聞かれると、「実は何も覚えていない」と驚きの答えが。パーティなどで、何十年か前のことを昨日のことのように語っている人がいるのが信じられないぐらいだそうです。「もしかしたらCIAなどの組織に記憶を消されているのではないかと思う」と言って笑いを巻き起こしていました。
『ウォンテッド』では鮮やかなアクションシーンを演じているジェームズですが、将来007を演じることになるとしたらどうしますかという質問には、「YesでNOかな。僕は007のタイプではないんじゃないかな。やるとしたら008などで、映画の最初で殺される役なら、思い描ける」と、謙虚すぎる答えが。
アンジェリーナ・ジョリーからは自分と役との距離のとり方を学んだ
「アンジェリーナ・ジョリーは、エンターテイメント作品ということをわきまえて、自分と役との間に距離を置くのがうまかった。リアリストになり過ぎないことで映画に余裕を与える演技の方法論が信じられないほど素晴らしかった」とのこと。
一方、モーガン・フリーマンについても「素晴らしく、例外的な人物。神の声を感じさせる俳優で、しゃべり方から正確に意味を伝えていてとても勉強になった」とのこと。二人ともとても楽しく、撮影中は笑いが絶えなかったそうです。
自分については、スーパースターのタイプではない。そんな自分をキャスティングしたのは、凄いと一言。そしてこの映画の主人公については、「ウェスリーは、最初と最後でまったく違う人になっていきます。モチベーションを持ち、弱い男から強いタフガイに変わり、スーパーヒーローになっていく。
ウェスリーには、誰でもなれるし、ウェスリーができることは誰でもできると思える人物。見ている人が納得できるように説得力を持って演じることを心がけました」と言っていました。
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