今ではあり得ないこと!が当たり前なバブル時代
日本を救うタイムトラベルコメディはご機嫌な出来映え |
土地が高騰しすぎて買えなくなり、金利は低水準。でも好景気はずっと続くと思えましたから、六本木やウォーターフロントのディスコで遊んだり、高級イタリアレストランに行って、お金はいくら使っても構わないという風潮が生まれたようです。ボーナスが10ヶ月分支給されたとか。
『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』では、タクシーを呼び止めるときに一万円札を振りかざし、ウォーターフロントの船上大学パーティでの200万円争奪ビンゴが行われますが、それも珍しいことではなかったようです。お金は使えば使うほど良い、お金を持っていることを善としたバブル時代。学生を囲い込み、青田買いして、楽しいパーティのような研修でつなぎ止め、就職してもらうために企業側が苦心していたのです。
バブル以前は、誰もティラミスを知らなかったし、クリームブリュレもナタデココもベルギーワッフルも無名。海外ブランドも知られていなかったし、若者の海外旅行も一般的ではありませんでした。円高ドル安がもたらしたものは大きかったようです。
ワンレン(ワンレングスという髪型)、ボディコン(ボディコンシャスの略で、身体にぴったりとフィットした伸びる素材のワンピース)、お立ち台(ディスコで台の上に乗り熱狂的に身体をくねらせて踊るお姉さん)など、バブル独特の風物の中で、意外なのが携帯電話が普及していなかったり、誰も髪を染めていなかったことなど。アルマーニを着こなしメルセデスに乗り、ロレックスをつけていても、携帯を持っていないのは不思議です。だから 『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』では、携帯電話が大活躍。
次ページでは、さらにバブル時代についてご紹介します。