恋の極意 初級
素顔の秘密で一気に心をさらう
ヴェスパーのように愛される秘訣は、時に素顔を見せてしまうこと。 |
自分が持っている弱い面や、いろいろな部分をさらけだすのは、ちょっと勇気がいること。でも、恋には有効なテクニック。
一面的な部分しか見せないと、「この人はこんな人」と、レッテルを貼られて終わってしまいかねません。反対に、普段は見せない素顔を目撃させることで、男性はもっと知りたい。もっと隠された素顔があるんじゃないかと、好奇心をくすぐられます。
ギャップのある女性はミステリアス。『007/カジノ・ロワイヤル』では、決して恋に落ちない男、ジェームズ・ボンドの心を一気にさらってしまった女性ヴェスパー・リンドが登場します。ヴェスパーは、最初は冷淡できつい女。でも、一旦心を許せば、自分の弱みを見せることを避けません。彼女の奥の深さは無限のようにも見えます。彼女に出会えば、どんな男性でも、心惹かれてしまうはずです。
彼女のようにギャップで相手の心を捕らえるためには、たとえ、恋に落ちても、相手のことばかり気にかけないこと。自然体でいれば、そのままの自分の魅力が輝きます。ありのままの自分は、自分にとっても不思議で奥深くて、ミステリアスです。
自分であればあるほど、ミステリアスに見えて、そのせいでモテて愛されてしまうのかもしれませんね。無理に装ったり、こういう女にみてもらいたい、という自分の演出は、ほどほどに。
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