「言葉の壁は愛を深めるもの」
監督も森山直太朗の大ファンだという |
森山直太朗:
ハン監督の映像が本当にきれいで、京都の町が描かれているのですが、日本ってこんなきれいなところがたくさんあるんだ、とか、日本ってこんなにかわいらしい文化があるんだなってことを改めて感じました。外国人監督であるハンさんが捉えた世界であるからこそ、改めて日本を見直す機会となりました。
もう一つは映像を見ながら音楽を作っていたのですが、ふたりの初々しい演技を見ながら、本当に、本当に、よかった! って。心配したんだよ、俺は(笑)。
イ・ジュンギ:
心配してくださった分、それが歌となって映画の中に溶け込んでいたと思います。映画の中で表現されていた感情を上手く歌ってくれたと思います。本当に感動を受けました。
宮崎あおい:
森山さんの歌がもともと好きで、映画のために歌を作ってくれたと聞いてすごくうれしかったです。何回もリピートして聞きながら、すでに持っている他のアルバムを一日中聞いていたりして。すっごくうれしかった。
森山直太朗:
恐縮です。自分も自分なりの気持ちを込めて、なんとか素敵なものになればいいな、と思ました。エンドロールが出ても最後まで見て欲しいな、と。楽曲が終わるまでが映画ですからね!
映画『初恋の雪 ヴァージン・スノー』
大学教授であり、陶芸家でもある父親の仕事の都合で、日本に転校することになったミン(イ・ジュンギ)。マウンテンバイクに乗って京都の街を走り回るなか、ひょんなことをきっかけに神社で澄んだ目をした日本人の高校生、七重(宮崎あおい)にであう。彼女に一目ぼれするミン。偶然にも七重はミンが転校した学校の生徒だった。七重と仲良くなりたいという想いとは裏腹に、ミンは自転車で七重に接触し、彼女の大事な美術道具を川に落としてしまう。申し訳なく感じたミンは、クラスメートの助けを借りて、チンドン屋でアルバイトをすることに。アルバイトで貯めたお金で買ったミンの想いが込められた美術道具を受け取った七重は、そのことをきっかけに少しずつミンへ心を開いていく――。【関連リンク】
■ 映画『初恋の雪 ヴァージン・スノー』公式ホームページ