「言葉の壁は愛を深めるもの」
会見中にふたりは時々目を合わせてにっこり |
日韓混合の撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
宮崎あおい:
とても良かったと思います。日本の人が韓国の人に日本語を教えたり、韓国の人が日本の人に韓国語を教えたりと、コミュニケーションをお互いに取ろうという雰囲気があって、そんな中にいられたのはとても良かったと思います。
プレス:
劇中で可愛いなと思ったイ・ジュンギさんの日本語、あおいさんの韓国語があったら教えてください。
宮崎あおい:
ジュンギが日に日に日本語が上手くなるので、私も韓国語をがんばらなくちゃって刺激を受けたんですけど……、うーん(と考える)。面白いの。彼が日本語を話したらやっぱり私はうれしいですし、韓国語と日本語を混ぜて話すということが楽しかったので、特にこれと言う言葉はないのですが。でも、とても楽しかったです。
イ・ジュンギ:
あおいさんとは、遊びながら映画を撮ったように楽しく撮影ができました。最初は言葉が通じないかもと心配したのですが、俳優はやはりどこに行っても適応できるものだなと思いました。親しくなるように努力しましたし、ミンになりきったつもりで手紙を書いたり、話しかけたりしていました。あおいさんに韓国の歌を教えてあげたのですが、それを歌うととってもかわいらしくて愛嬌があるんですよね。韓国語で何を話してもとっても可愛い感じがします。
プレス:
ミンと七重は国が違う中いろいろ苦労を重ねて恋をするのですが、国際恋愛で大変だな、と思う点があれば教えてください。
宮崎あおい:
言葉の壁って言うのは、障害ではなくふたりを深めるためにとてもいい壁なんじゃないかな、と思います。日本語だと言葉が通じるので顔を見なくても話ができてしまうんですけど、韓国語を話すときは顔を見ないと相手の気持ちが分からないし、相手の言いたいこともうまく伝わらないので、とても近い距離で話すようになります。言葉が通じないと一生懸命相手を知ろうとするのでとても良いんじゃないかな、と思いました。言葉が通じない人と話すのは好きなので、撮影中も普段もとても楽しく過ごすことができました。
イ・ジュンギ:
言葉が通じなくても、思っている気持ちですとか、お互いに好感を持っていれば通じ合うと思いますし、言葉が障害になるということはないと思います。先ほど宮崎さんが言ったように言葉が通じないからこそ相手に関心を持ったり気を使ったりするようになるのだと思います。もし自分が言葉の通じない国の人と実際に恋愛をした場合一番困るのは電話だと思います。声が聞きたい、会いたいと思っても言葉が通じなかったら大変だろうな、と(笑)。
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