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ユン・ソクホ監督が語る「春のワルツ」(2ページ目)

「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督最新作が10月5日からスタートします。監督が来日し、「春のワルツ」について、そしてユン・ソクホワールドについて語りました!

執筆者:桑畑 優香


ソ・ドヨン起用の理由は「目にたたえた深さ」

チェハ役のソ・ドヨン(右)とウニョン役のハン・ヒョジュ
―新人の起用が上手だといわれていますが、どのようなところをポイントにして選んでいるのでしょうか。

「もともと持っている天賦のスター性、人をひきつける魅力を見ます。また、ポジティブで人をひきつける魅力があるかどうか。それが親近感を与えるポイントなのです。四季シリーズではすべてにおいてそのような共通点があると思います。また、音楽を重視するので、オーディションではそのドラマの音楽に合うかどうかも見ますね」

―「春のワルツ」の主役であるソ・ドヨンとハン・ヒョジュさんを選んだ理由を教えてください。

「ソ・ドヨンはドラマに関してはほぼ新人ですが、彼の目にたたえている深さに魅かれました。それは韓国のほかの俳優とは明らかに異なる特徴です。ドラマがオーストリアを舞台にして始まるので、彼の持つ神秘性が生きてきました。一方、ヒロインのハン・ヒョジュにはポジティブな雰囲気がありました。つらいことがあっても明るく一生懸命生きる役ですが、彼女には前向きな感じを与えるという長所があったのです」

―今後はどんなドラマや映画を撮る計画ですか?

「四季シリーズを終えてリフレッシュする意味で、新しいジャンルに挑戦したいですね。ひとつは『冬ソナ』のミュージカルを準備中です。また、個人的に準備している映画があります。内容は申し上げませんが、日韓合作でもいいのではと思っています。富良野や小樽、湯布院などを回る機会があり、日本の美しい景色に出会いました。日本の美しい景色を生かして作品にしたいという好奇心、関心があり、日韓合作も視野においています」


     *   *   *   *   *

NHKの会見場をいっぱいに埋め尽くした記者たちの前で「こんにちは、ユン・ソクホです。どうぞよろしくお願いいたします」と日本語であいさつをした監督。
「四季シリーズの最後の作品であり、春という季節に合わせて新人を起用し、一生懸命作ったドラマです。これまでの3作で伝えたかった話をこの作品にすべてこめたつもりです。『冬のソナタ』のときに自分の感性が日本の人と非常に合うことを発見しましたが、『春のワルツ』でもそうなることを期待しています。応援をお願いいたします」
と、新しいブームへの期待と手ごたえを感じている様子を見せました。

■「春のワルツ」ストーリーは……次ページで!>>
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