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『トンマッコルへようこそ』来日会見(4ページ目)

昨年韓国で800万を動員したベストヒット映画『トンマッコルへようこそ』。10月の日本公開を前にシン・ハギュン、チョン・ジェヨンらが来日会見を行いました!

執筆者:桑畑 優香

名優同士の不思議な関係…

映画では敵同士のシン・ハギュンとチョン・ジェヨンは実は無二の親友だ。(一番左はパク・クァンヒョン監督)
―シン・ハギュンさんとチョン・ジェヨンさんはとても親しい間柄と聞いていますが、お互いについてどう思っていますか。
ハギュン:この場所で、チョン・ジェヨンさんのことを語ることはできません(笑)。学校に通っていたときからの先輩で、演劇時代から一緒に仕事をたくさんしました。頼りにし、影響を受けています。ここで演技を評価をすることはできません。僕がとても好きな人です。僕の好みというわけではなく、人間的な面ですよ(笑)。あくまでも人間的な面、俳優としての姿です。決して個人的に特別な感情があるわけではアリマセン(笑)。

ジェヨン:同じ質問をよくされることがあります。でも、親しい人が目の前にいるときには、決して相手をほめたりできないものです。親しければ親しいほどできませんね。夫が妻をほめるとどこかおかしいと思われるような、そんな照れくささがあります。(シン・ハギュンとは)大学の頃から友達、兄弟のように暮し、たくさん話をして、酒もたくさん飲みました。数年来、こんな関係が続いているのは、きっと気が合っているからでしょう。さきほど彼が僕のことを尊敬、影響を受けていると言っていましたが、仮面をかぶっていますね(笑)。いつもはそんなことを言いません。日本にいるうちに、彼の仮面をはずしてやりたいですね(笑)。

やや皮肉の混じったチョン・ジェヨンのジョークに、「何と言われようとも、私は先輩が大好きです」と笑顔で切り替えしたシン・ハギュン。映画の中ではそれぞれ南と北の兵士という敵対する関係を演じています。「戦争と平和」…とテーマを述べると硬い感じもしてしまいますが、実はこの作品はユーモアとヒューマニズムいっぱいの物語。主演の男優の演技はもちろん、カン・ヘジョンの不思議な少女がとても雰囲気を和ませます。さらに特筆すべきは、トンマッコルという村の住民ひとりひとりがしっかりとキャラクターづけられ、とても個性的であるということ。前半の小さなエピソードが後半の大きな事件への複線になっていくという細やかな作り、演出も見逃せません。

映画『トンマッコルへようこそ』ストーリー

映画『トンマッコルへようこそ』
トンマッコル……それは争いを知らない、子供のように純粋な村。自然とともに暮らし、笑顔を絶やさず暮らすこの村に、偶然迷い込んだ敵対する兵士たち。彼らが互いに銃を突きつけ一発触発の状況でも村の人たちはのんびりマイペース。ジャガイモの収穫を心配し、イノシシに追いかけられ、のんびり過ごす日常は変わらない。あたたかい村人たちの暮らしにいつしか憎みあうことのバカバカしさを覚えた兵士たちは、自然を楽しみ、皆でお祭りをして大騒ぎ!次第に心を開いて笑顔を取り戻していく。しかし、一方でトンマッコルに重大な危機が迫っていた……。

10月28日 シネマスクエアとうきゅう、シネ・リーブル池袋、シネマート六本木ほか、全国ロードショー

『トンマッコルへようこそ』公式ホームページ
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