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映画『デュエリスト』監督単独インタビュー

エッ!あの四天王の彼も主役候補だった!? カン・ドンウォンキャスティング秘話や、現場でのエピソードなども満載!映画『デュエリスト』のイ・ミョンセ監督の話をお届けします。

執筆者:桑畑 優香

映画『デュエリスト』のメガホンを取ったのは、ちょっと“アラーキー”な感じのイ・ミョンセ監督。本作で印象的だったのは、なんと言っても、ワンカットワンカットにこだわりを見せたその独特の映像世界、そしてカン・ドンウォンの“悲しい目”。キャスティング秘話や現場でのエピソード、そして独自の映像作りについて、単独インタビューで語ってくれました。

「悲しい目」がキャスティングの決め手

カン・ドンウォンの悲しく澄んだ目が監督の心をとらえた
―カン・ドンウォンとハ・ジウォン……日本でもとても人気がある2人が主演していますが、彼らをキャスティングした理由を教えてください。
「ナムスン役に関しては、心配な点がありました。この映画では武術シーンがあるのですが、韓国の女優で武術ができる人がなかなかいない。でもハ・ジウォンさんはドラマ『チェオクの剣』などで武術の演技をしたことがあったので、彼女にお願いすることにしました。また、カン・ドンウォンさんは映画『オオカミの誘惑』を見て惹かれましたね。目がとても良かった。悲しく、澄んだ目が、私の求めていたそのものだったのです。だからこの映画の主人公の名前を“悲しい目”にしました。実は、チャン・ドンゴンさんも候補に挙がっていたんです」

―カン・ドンウォンさんを俳優としてどのように評価していますか。
「発展の可能性が高い俳優。具体的にいうと、まず外見が秀でている。それから、優れた勝負意識。スターといわれる人は、何かを一生懸命やるのを面倒に思ったりするものですが、彼にはそんなところが見られない。現場でも細かいことを言わずに『ウン?』っていうだけで通じてしまう、私の言いたいことを察してくれる俳優でしたね。彼は酒をあまり飲まずゲームが好きだと聞いていたのですが、実際に撮影に入ると一緒にワインを飲みながら夜中まで演技について語り合ったりしました。楽しかったですね。おそらく次の作品も一緒にやるのでは、と思っています。」

「お互いを信じたとき、マジックが生まれる」……撮影秘話は…次ページで!>>
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