映画『デュエリスト』監督単独インタビュー(4ページ目)

映画『デュエリスト』

朝鮮王朝時代。偽金事件の陰謀を暴くため、アン刑事とともに捜査を始めた女刑事ナムスン。職務に情熱を注ぐ彼女は、捜査を進めるうちに“悲しい目”の刺客に出会う。この世のものとは思えないほど美しく鋭い剣さばきで、男は一閃のうちに相手を倒しては風のように去っていく。だが、男の目が彼女の心をとらえて離さない――。宿敵であるはずの刺客との一対一の闘いを重ねるごとに思いは募り、秘めた愛は夜の闇を焦がすほどに、熱く切なく燃えあがる。
監督：イ・ミョンセ　出演：カン・ドンウォン　ハ・ジウォン　アン・ソンギ
配給：コムストック　2006年4月22日（土）丸の内ブラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー
映画『デュエリスト』カン・ドンウォン＆ハ・ジウォン来日記者会見

イ・ミョンセ監督プロフィール

韓国のアラーキー！？イ・ミョンセ監督

1957年生まれ。79年にソウル芸術専門大学映画科を卒業後、アン・ソンギ主演のコメディー『ギャグマン』（88）で監督としてデビューする。90年第2作『マイ・ラブ、マイ・ブライド』では新婚夫婦を独特の演出でコミカルに描き、大ヒット。大鐘賞や青龍賞をはじめとする映画賞の新人監督賞を総なめにし、映画評論家協会賞脚本賞も受賞した。以後コメディー監督としての地位を確立。99年にはアン・ソンギが殺人犯に扮したユニークなアクション映画『ＮＯＷＨＥＲＥ 情け容赦なし』を発表。国内で大ヒットを記録するとともに国際的にもその名を知らしめた。その後4年間のアメリカ滞在を経て、『デュエリスト』は７作目。